ご報告

投稿者: asapin 投稿日:

先ほど最高位戦の公式から発表がありましたが、この度、第43期より最高位戦日本プロ麻雀協会のB1リーグ選手として入会させて頂くことになりました!
ASAPIN改め、最高位戦日本プロ麻雀協会・朝倉康心です。

 

昨日からのツイッターの雰囲気が

「重大発表!!!!???? 一体なんだ!!!!????」

っていうお祭りムードなのに、

「あ、なんだアサピンかよ 解散解散・・・λλλ」

みたいになっているのがこれを書いている時点で容易に想像できすぎてなんというか隠れたい気持ちでいっぱいです・・・
ハードルを上げすぎですよ石橋パイセン・・・w

 

さて、そういったわけで少し真面目な話をしたいと思います。
初代天鳳位を獲得してから約6年。
配信対局・解説・ゲスト・天鳳名人戦・執筆・麻雀駅伝などなど、麻雀を通して様々な活動をさせて頂いてきました。
「プロではないけれどネット麻雀の最高段位」というプロ業界からするとおそらく扱いづらい存在であったにもかかわらず、仲良くしてくださり色々と一緒にお仕事をさせてくださった業界の方々には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

ここ4年ほどは雀荘検索サイト「雀サクッ」に勤め、配信関係の仕事に携わっていたこともあり、天鳳やフリー麻雀とはまた少し毛色が違った競技麻雀を打つ機会も多くなっていました。
その中で感じていたのは、一つは赤有りの麻雀で重要なスキルと赤無しの麻雀で重要なスキルの違い、もう一つは上位プロの麻雀能力の高さでした。

自分は元々フリー麻雀とネット麻雀を並行して麻雀を覚えた人間で、今でもとりわけ天鳳に関してはそれなりに自負がありますし、たとえトップクラスのプロであっても片手間で天鳳位になれる人はそうそういないだろうと思っています。
そもそも重要視される、勝つために比重が大きいスキルというものがかなり違うと感じていますし、それを完璧に切り替えて打ち分けることのできる人というのはあまり見たことがありません。

しかし、自分がやっていたようにもし仮にトッププロが天鳳に没頭できるのであれば天鳳位になることはそう難しくないことだと思っていますし、逆に自分がプロの世界の麻雀を人生の優先順位の1番目に置いたとき、自分の麻雀がこれからどうなるかというところは非常に怖くもあり、楽しみでもあります。
全く通用せずに過去の人として終わってしまうのか、いずれは最高位に到達することができるのか。
右を見ても左を見ても強い人しかいないB1リーグのメンバーを見て、不安と期待の入り混じった感情で日々を過ごしています。

B1というスタート地点を決めるときにも紆余曲折があり、最高位戦は基本的に競技麻雀原理主義を重んじる団体で、他のプロ団体での実績がある選手ではない僕をどこから入れるか、というところは議論の争点になりました。
始めはB2が無難だろうという雰囲気であり、僕自身も入会が決まる前はもし入ることになるならB2でお願いしますという姿勢だったのですが、色々な経緯を経て入会が決まった後、覚悟を持ってやるのであればやはり一つでも上のリーグに所属することはあまりにも大きい・自分がプロとして本気でやっていくのであればそこは安易に決めてはいけないと考え、我侭を言ってB1を希望させて頂きました。
その後、自己アピールをさせていただく機会を理事会の前に設けていただき、そこで自身の思いを話し、理事会で検討していただき、B1からのスタートを認めていただくことになりました。
理事の方には懇意にしていただいている方も多く、今回我侭を通させていただいたことに関して非常に感謝しております。
B1で戦うことになる選手の皆様には、降級枠が1つ増えると同時に、17人という不揃いな人数での開催になることで、お時間に関してもご負担をかけることになります。
ごめんなさいやすみません、というのは少し違う気がしますので、ご迷惑をおかけいたしますが覚悟を持って対局に臨みます。B1の皆様、よろしくお願いいたします。

 

大変ありがたいことに様々な団体様からプロへのお誘いを頂いておりましたが、とりわけ日本プロ麻雀連盟様には強くお誘いを頂いており、それをお断りした上で最高位戦に入るということに対しての心の葛藤は非常に強くありました。
所属するのかしないのか、所属するのであればどの団体に所属するのかということで年明けからしばらく悩んでいた時期もあります。
結果、自身の麻雀との向き合い方、まだ団体の性質や方向性と自身の性質・価値観との相性などを考え、最高位戦の門を叩かせていただくことに決心いたしましたが、日本プロ麻雀連盟様の森山会長、黒木さんをはじめとする皆様には本当に多大にお世話になったと同時に、最高位戦に所属することをお伝えした後にも僕1人に対して有り余るご厚意を持って接して頂きました。
この度最高位戦に入会することとなりましたが、同じ麻雀界の発展を目指す1人として、今後も対局やお仕事をさせていただく機会などがあると思いますので、ご指導ご鞭撻のほど頂ければ幸いでございます。
また、同時期に入会することとなるすずめクレイジーさんのご活躍を期待するとともに、更なる天鳳位の入会のニュースを心より楽しみにしております。

今回の件に関しまして、極秘にという大人の事情もあり本当にごく一部の方にしかお伝えできていなかったことをこの場を借りてお詫び申し上げます。
このブログや最高位戦の発表で初めて知る方がほとんどだと思います。なんなら実の兄にすら伝えていませんでした(拗ねそうだけどタイミングが無かっただけだから許してw)
また、関西で個人的に仲がいいと思っていた協会の田内プロは関東移住が決まったときに何も教えてくれず、独歩さんから飲み会で又聞きした時に初めて関東移住を知った上にその後も特に何も教えてくれなかったので、死んでもこいつにだけは教えてやらねえと思ってました

少し心配なのが、お仕事関係の方で「アマチュアで天鳳位としてのASAPINに仕事を頼んだつもりだったのに最高位戦のプロになったなら話が違う」という方がもしかしたらいらっしゃるかもしれません。それに関しましては大変申し訳ございません。
今からでも変更の効くものに関しては、ご相談頂けましたら補填なども含めて対応させていただきます。

また、登録名は本名ということになりました。公式戦などの場では朝倉康心という本名で対局することになります。
もちろんプロに所属しても天鳳のことも大事にしていきたいですし、それ以外の場面ではASAPINと使い分けたりという二足の草鞋で行こうと思いますので、呼び方も朝倉プロ・アサピン・朝倉さんなど呼びやすいように呼んでください!しばらくは朝倉プロで弄られそうですがw

ツイッターなどでは公序良俗に反しない範囲で最高位戦に迷惑がかからないよう内容に気をつけはしますが、いきなり今まで「べろんべろんなう」や「彼女欲しい」などとツイートしてたやつが
「今日は気の合う仲間とお酒飲んで酔っ払って楽しい!恋人はいないけど毎日充実してるな~幸せ!」
とかツイートしだしたら気持ち悪いだけなのでたぶんあんまり変わらないと思います。

 

さて、長くなりましたがそういうわけでこれからは最高位戦のプロとしての麻雀人生を歩んでいくことになります。
不安もいっぱいですが、5年・10年後に笑って競技麻雀プロとしての自分を誇れるような生き方をしていきたいと思います。皆様、今後ともよろしくお願いいたします!

最高位戦日本プロ麻雀協会 第43期 朝倉康心