ラッキーセブンの由来は?なぜ7は縁起が良いのか、7にまつわるものを解説!

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この記事を読んでいるあなたは、

  • ラッキーセブンの由来を知りたい
  • なぜ7は縁起が良いのかを知りたい
  • 7にまつわるものを知りたい

上記のように考えているかもしれません。

今回は、そんなあなたに向けて「ラッキーセブンの由来や、なぜ7は縁起が良いのか」などを紹介していきます。

目次

ラッキーセブンの由来

ラッキーセブンの由来

ラッキーセブンの由来について解説します。

ラッキーセブンの由来は野球

ラッキーセブン(lucky seventh)は野球で7回の攻撃を意味します。

野球は全部で9回ありますが、7回になると投手は疲労がたまって球速が低下しがちです。

逆に攻撃陣は相手の投球に慣れている状態なので、得点が生まれやすい状態と言えます。

7回は攻撃陣にとってチャンスがあることから「ラッキーセブン」という言葉が誕生しました。

ほかにもラッキーセブンが誕生した説はあって、たとえばシカゴ・ホワイトストッキングスも起源と言われています。

1885年9月30日に、ホワイトストッキングスが7回攻撃のときに、打ち上げたフライが風によってホームランになるという幸運が発生しました。

その嬉しい出来事によって、ホワイトストッキングスは優勝を果たします。

勝利投手となったジョン・クラーソンは「lucky seventh」と語り、それが「ラッキーセブン」の由来になったというわけです。

「7」が縁起良いとされる理由

「7」は縁起良い

日本で7は縁起が良いのかどうか解説していきます。

仏教

仏教における数字の7は特別な数字です。

たとえば、「初七日」や7日ごとの法要など、さまざまなところで7が採用されています。

また、仏教には「七宝」という宝もあります。

七宝とは、仏教において貴重な7種類の宝のことです。

仏典によって七宝の捉え方は異なり、以下のようになっています。

【無量寿経の七宝】

  • 金、銀、瑠璃(るり)、玻璃(はり)、硨磲(しゃこ)、珊瑚(さんご)、瑪瑙(めのう)

【法華経の七宝】

  • 金、銀、瑪瑙、瑠璃、硨磲、真珠、玫瑰(まいかい)

七宝は極楽浄土の荘厳さを例える際に用いられます。

死んだあとも幸せになれるという意味がある七宝はたいへんありがたいものです。

仏教の七宝から数字の7がラッキーナンバーと言われるようになった説もあります。

また、仏教は七宝以外のいたるところに数字の7が採用されているので、仏教においても非常に重要な数字のひとつです。

七福神

日本において数字の7が付く幸福なものと言えば七福神が有名です。

七福神は福をもたらす七柱の神様たちのことを指しています。

七福神意味
恵比寿商売繁盛や五穀豊穣をもたらす神
大黒天開運・財福を司る神
福禄寿長寿延命と立身出世をもたらす神
毘沙門天福徳や厄除けをもたらす神
布袋度量の広さや夫婦円満をもたらす神
寿老人長寿延命や諸病平癒を授ける神
弁財天音楽・弁才・財福・知恵の徳のある神

それぞれの神さまによってご利益は異なりますが、いずれも幸福に関するものです。

七福神は仏教や神道、道教などのさまざまな宗教的背景から生まれました。

出生を見るとすべての七福神が日本のオリジナルとは言えませんが、日本では非常に有名になっています。

一説では日本の七福神から数字の7が貴重だという考えがアジア中に広がったとも言われています。

キリスト教

西洋において数字の7が大切とされているのは旧約聖書が関係しています。

旧約聖書では神さまが天地創造した日数が7日と言われていて、それぞれの日数で以下のことを行いました。

作業日神さまがその日に実施したこと
1日目光の創造
2日目空の創造
3日目陸と海の創造
4日目太陽と月の創造
5日目海の生き物と鳥の創造
6日目地上に住む動物と人間の創造
7日目安息日

この7日かけて世界を創造したことによって、7は貴重だという考えが誕生しました。

7日は神さまを称賛する日と定められたことによって、現在でも数字の7は特別視されています。

このように数字の7を神聖視する考え方がキリスト教に引き継がれて、西洋全体に広がりました。

その影響では今や日本でもラッキーセブンの考えは広がっているとも考えられています。

なぜ7が重要な数字なのか

なぜ7が重要な数字なのか

数字の7が重要とされているのは世界中に「7」にまつわる伝説が多いからでしょう。

日本では七福神、西洋ではキリスト教、アメリカでは野球の伝説といったように、世界各国で数字の7に関する逸話があります。

ラッキーセブンには明確な由来はありませんが、いくつもの説があるので数字の7がただの数字でないことは明らかです。

7にまつわるものや事柄

7にまつわるものや事柄

7にまつわる事柄について紹介します。

七元徳

七元徳とは、カトリック教会の教義における7つの徳のことです。

カトリックでは「七つの美徳」と呼ばれています。

七元徳の詳細を見ると以下のとおりです。

  • 古代ギリシャの知恵・勇気・節制・正義
  • 新約聖書のパウロの手紙にみられる信仰・希望・愛

上記の7つの徳を信じたり、心の中で念じたりすることによって徳を積めるというのが七元徳の考えです。

世界の七不思議

世界の七不思議とは、世界にある7つの建造物のことを指します。

  • ギザの大ピラミッド
  • バビロンの空中庭園
  • エフェソスのアルテミス神殿
  • オリンピアのゼウス像
  • ハリカルナッソスのマウソロス霊廟
  • ロドス島の巨像
  • アレクサンドリアの大灯台

これらの建造物は機械技術が発達していない時代に作られた大規模な建造物です。

いったいどのようにして建設されたのか不明なことから世界の七不思議に数えられています。

ちなみに七不思議は時代を経るにつれて変わっており、近年では建造物以外の七不思議も登場しています。

中世七不思議
  • ローマのコロッセウム
  • アレクサンドリアのカタコンベ
  • 万里の長城
  • ストーンヘンジ
  • ピサの斜塔
  • 南京の大報恩寺瑠璃塔
  • イスタンブールの聖ソフィア大聖堂
現代世界の七不思議
  • 中国の万里の長城
  • インドの廟堂タージ・マハル
  • イタリア・ローマの古代競技場コロッセオ
  • ヨルダンの古代都市遺跡群ペトラ
  • ブラジル・リオ・デ・ジャネイロのコルコバードのキリスト像
  • ペルーのインカ帝国遺跡マチュ・ピチュ
  • メキシコのマヤ遺跡チチェン・イッツァ
自然七不思議
  • グランド・キャニオン
  • グレート・バリア・リーフ
  • リオデジャネイロの港
  • エベレスト
  • オーロラ
  • パリクティン火山
  • ヴィクトリアの滝
都市七不思議
  • ベイルート(レバノン)
  • ドーハ(カタール)
  • ダーバン(南アフリカ共和国)
  • ハバナ(キューバ)
  • クアラルンプール(マレーシア)
  • ラパス(ボリビア)
  • ビガン(フィリピン)

新しい不思議が登場しても「七」という数字だけが残り続けているのがおもしろいところです。

七つの大罪

七つの大罪とは、カトリック教会における用語です。

罪そのものを表すというより、罪に導く可能性がある欲望や感情を指します。

七つの大罪の詳細は以下のとおりです。

七つの大罪意味対義語
傲慢おごり高ぶって人の下に見ること謙虚
嫉妬自分より優れている人に妬みの感情を持つこと感謝・人徳
憤怒思い通りに進まないと起きる負の感情忍耐
怠惰しなければいけないことを実行せずに怠けること勤勉
強欲何かを欲しいという感情慈善・寛容
色欲性に関する欲望純潔
暴食食べ物を食べたいという感情節制

七つの大罪は日本でも有名で、ゲームやマンガなどで用いられることも多いです。

ちなみに強欲や色欲などの七つの大罪は古いものとされています。

2008年にローマ教皇庁が新しい七つの大罪を発表しました。

  • 遺伝子改造
  • 人体実験
  • 環境汚染
  • 社会的不公正
  • 人を貧乏にさせる事
  • 鼻持ちならない程金持ちになる事
  • 麻薬中毒

これらは現代の背景を反映した七つの大罪です。

過去の七つの大罪とは大きく内容が異なりますが、現代においてはぴったりの大罪と言えるでしょう。

「7」以外で縁起が良いとされる数字

数字

数字の7は非常にご利益のある数字ですが、他にも「8」や「3」も重要視されています。

たとえば、数字の8で見ると中国では最も縁起の良い数字です。

中国の場合は日本人かそれ以上に数字に対する強いこだわりを持っています。

日本人同様に自動車のナンバープレートや風水などに数字を用いるほどです。

中国では数字の8が特別とされていますが、それは「8」の形にあります。

8を横に倒すと無限を意味する「∞(インフィニティ)」となります。

ほかにも、中国で8の発音が財や発展を創造させるという説も有力です。

このように数字の8は中国では特別な数字となっています。

一方で数字の3は、特に韓国で縁起が良い数字として有名です。

3が神聖視されているのは朝鮮半島の神話である「檀君神話」で語られています。

「檀君神話」では以下のようにたびたび数字の3が登場します。

  • 3の印を与えられたこと
  • 3つの神さまが登場したこと
  • 3,000人を率いて人間界に降りたこと

物語のところどころに数字の3が登場することから、現在で数字の3は縁起の良い数字として扱われています。

このように一般的には数字の7がラッキーセブンとして取り扱われていますが、国によっては別の数字がラッキーナンバーとして扱われています。

中国や韓国でカジノに挑戦する機会があれば、数字の7以外で勝負するのも良いでしょう。

ラッキーセブンの由来まとめ

ラッキーセブンで運勢が良くなる

この記事では、「ラッキーセブンの由来や数字の7にまつわるもの」などについて解説してきました。

ラッキーセブンの由来は明確になっていませんが、以下の説が有力とされています。

  • 野球で7回の攻撃がチャンスとなることが多い
  • 7回の攻撃時に起きた幸運によって勝利した投手「ジョン・クラーソン」が「lucky seventh」と語った
  • 仏教における七宝
  • 日本で有名な神様「七福神」
  • キリスト教が7日で天地創造したため

このようにさまざまな由来がありますが、いずれも数字の7が登場しています。

各国で数字の7が貴重とされているので、世界的に7はラッキーだという認識が生まれたのでしょう。

ラッキーセブンには明確な根拠がありませんが、縁起の良い数字であることは間違いないので、いざというときは数字の7に頼るのもおすすめです。

この記事を書いた人

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