麻雀用語集
一発消し(いっぱつけし)
他家がリーチをした同巡に、一発でのロン、ツモを防ぐために副露行為(チー・ポン・カン)を行うこと。
一手がわり(いってがわり)
特定のあと1牌で何か役がつく、若しくは待ちが広くなるなどの手がわりがある状態を指す。
例:一手がわりタンヤオ、ピンフですね (47mが来ればタンヤオ、5sが来ればピンフの手がわりがある)
牌姿 123456m 567p 2477s
一鳴き(いちなき)
自身が対子で持っている牌で、ポン出来る残り2枚のうち、1枚目が捨牌された際にポンすることを指す。
主に字牌の役牌で言及されることが多いが、数牌に対しても言及されることもある。
捨牌された1枚目をポンせず、2枚目でポンすることを二鳴きと呼ぶ。
一翻縛り(いーはんしばり)
一翻縛りとは、特定の一翻以上の役が無いと和了出来ないルールを指す。ドラは役と数えない。
*役無しのロン、ツモが出来ないルール
類義語として「二翻縛り」「確定一翻縛り」
特定の条件を満たさないと和了出来ないルールが多数存在する。
一向聴(いーしゃんてん)
必要な牌があと1牌あればテンパイ状態になる、テンパイよりも1段階以前の状態を指す。
一向聴よりも1段階以前の状態を「二向聴」
更に1段階以前の状態を「三向聴」と呼ぶ。
安牌(あんぱい)
安全牌の略称を指す。
安全牌とは、他家に放銃しない確実に通っている、または理論上確実に通る牌である。
安全牌の対義語として「危険牌」がある。
亜リャンメン(ありゃんめん)
手牌形の特定の種類を指す。
「2344」や「6678」のようにリャンメン+トイツが組み合わさった4枚形を表す。
純粋なリャンメンは待ち牌が最大8枚あるのに対して、亜リャンメンは自身で2枚既に使っているので待ち牌は最大6枚である。
アリス(ありす)
門前あるいはリーチでアガった際にドラ表示牌の隣(カンドラ表示牌になる部分)をめくり、アガッた手牌の中に同一牌があればポイントを獲得できるルールを指す。
同一牌が無かった場合はポイント獲得無し。同一牌があった場合は更にもう1枚隣の牌をめくることが出来る。
類義語として「チューリップ」
アリス同様、現物牌に加えその両隣の牌も対象となるルールも存在する。
例:六筒→五・六・七筒子 發→白・發・中 が対象
アリアリ(ありあり)
後付け、喰いタンをどちらも認めるルールを指す。
またルールとは異なるが、麻雀店内のドリンク注文でコーヒーに砂糖とミルク入りのことを「アリアリ」と呼ぶこともある。
例:ホット、アリアリで!(意:ホットコーヒーを砂糖ミルク入りでお願いします)
例2:アイス、ナシナシで!(意:アイスコーヒーを砂糖ミルク無しのブラックでお願いします)
後ひっかけ(あとひっかけ)
リーチ宣言牌以降にツモ切りされた牌によって結果的に筋ひっかけとなることを指す。
例:七九萬のカタチ(八萬待ち)でリーチ。その後ツモ切り牌で五萬が切られ、五-八萬の両面形は無い為八萬を捨ててしまい放銃となる、など。
後付け(あとづけ)
役に関係しないメンツを先に副露し、後から役を作ってアガリをすることを指す。
四人打ちルールはアガった時に役があればOKな、アリアリルールが広く一般的で、後付け行為もポピュラーであることが多い。
一部ローカルルールや、三人打ちルールでは「完全先付」といって後付けを禁止するルールも存在する。
悪形(あっけい)
受け入れ、待ちの枚数が少ない形を指す。
同義語として「愚形」「悪待ち」
対義語として「良形」「好形」
頭ハネ(あたまはね)
特定の選手の打牌に対し2名以上の選手が同時にロンを宣言した場合、打牌した選手から反時計回りで最も近い選手のみがアガリが認められるルールを指す。
頭ハネ、上家取り、上家優先などと言うことが多い。
頭ハネを採用せず、複数人者のロンが認められるルールも存在する。
2名からのロンを「ダブロン」
3名からのロンを「トリプルロン」
という。
アガリ連荘(あがりれんちゃん)
親がノーテン、テンパイに関わらず、親がアガった場合にのみ連荘が認められるルール。
赤ドラ(あかどら)
赤ドラとは、定められた一式の麻雀牌の内特定の牌を赤牌とし、常にドラとして扱うことを指す。
定められた一式の麻雀牌の内、5萬・5筒・5索の各1枚を赤牌とするルールがMリーグルールを含め広く認知されている。
例えばドラ表示牌が4萬で5萬がドラの場合、赤5萬はドラ2つ分として数える。
アガリ放棄(あがりほうき)
アガリ放棄は麻雀対局中の罰則の1つを指す。
対局自体の続行は可能だが、一定以上の反則行為に対して課せられる場合がある。
アガリ放棄の裁定がされた場合、その局においてアガリはもちろん、アガリに向かう行為も認められない。
次局に移った場合、アガリ放棄は解除される。
例えばMリーグにおいては、下記の行為がアガリ放棄に該当する。
・多牌、少牌
・先ヅモ
・空行為(誤発声など)
・錯行為(誤フーロなど)
アガリ止め(あがりやめ)
オーラスの親番でアガリが発生した際にゲーム終了を選択することが出来るルールを指す。
親が何着であってもアガリ止め出来る場合と、2着以上はアガリ止めOKなど順位による場合もある。
Mリーグルールや競技団体が採用している主たるルールでは、アガリ止めは採用されていない場合が殆どである。
間四間(あいだよんけん)
間四間(あいだよんけん)は、同色で4つ離れた数牌が切られている時の、その内側のスジのことを指す。
例えば、手牌に「二四五七萬」とあって捨て牌に二萬、七萬と切り出され待ちがその内側の筋「三-六萬」となるようなパターンである。
危険牌の代表パターンとして一般的に語られることが良くあるが、勿論時と場合によりけりなので要注意。
場況(ばきょう)
捨て牌や仕掛けなどの状況のこと。
特定の種類や数字の偏りなどをみて残りのツモ山に何が残っているか、相手の欲しそうな牌は何かを推理するときなどに使う。