麻雀ハウス ポン太 難波店のインタビュー/実践レポート
zeRoの麻雀ひとり旅
第十九回:大阪府大阪市中央区「麻雀ハウス ポン太 千日前店」
気が付けばもう2018年の年の瀬。
年初にあれやこれやと目標を立てたのが、まるで昨日のことのようだ。
いや、昨日のことはさすがに言い過ぎだが、歳を重ねるごとに1年を短く感じるというのは科学的に立証されているらしい。10年の中の1年と、40年の中の1年では記憶の中で占める1年の割合が違うからだろう。
それにしても今年は麻雀の調子がイマイチな1年だった。その中でも特に「関西サンマ」の成績は散々である。最初はただの下振れだと思っていたが、ここまで悪いとさすがにどこかまずいプレイがあるんだろうな……と感じる。
今日は関西サンマの攻略を考えながら打っていこうと思う。
本日向かったのは、ポン太千日前店。
難波駅を降りて徒歩3分。
なんばグランド花月の対面に看板があったので、すぐ見つけることができた。
「対面」という言葉を自然に使うのが麻雀打ちのサガと言えよう。
看板によると無料の駐車場もあるらしい。
エレベーターで4階まで上がる。
週末の夕方ということもあり、店内は多くのお客さんで賑わっていた。
「いらっしゃいませー!」
キレイな女性スタッフが迎えてくれる。
ポンタ天満店とルールは同じらしく、ルール説明はなし。
「何かわからないことがあったら、なんでもお気軽に…男性スタッフにおたずねください」
「君じゃないんかい!」
「私まだ麻雀わからなくて……(笑)」
大阪ということもあってか、しっかり突っ込んでしまった。
すぐにラストがかかり、案内される。
【実戦】
「ポン」
打たれたに反射的に声を出した。
ドラ
……これか。これがあんまりよくないのかな。
関西サンマは速度が全てと思っていて、ほとんどの役牌は1鳴きしていた。
チートイやリーチもみて、もう少し整ってから鳴いた方がいいのだろうか。
迷いを見透かすように親からリーチが入る。
安牌がなかったので1枚切れているをツモ切ったらこれが御用。
リーチ一発チートイドラドラの18000を放銃とあいなった。
こうして最初の半荘はいいところなく飛んでしまった。
今日も苦しい戦いになりそうだ。
次の半荘だった。
ドラ
この手牌でが出る。
「――ッ!」
ポンの声が喉のそこまで出かかったが、試しに飲み込んでみた。
今までとは違う世界がそこにあるのか。
手を伸ばした先にはがあった。を切る。
ドラ
たしかに、を鳴かなくても1手進む有効牌はかなり多い。
を鳴いて危険になるよりもこちらの方が安定するのかもしれない。
そうこうしているうちにまたしても親からリーチが入る。ツモってきたのは。
ツモ ドラ
が通っていなかったのでを切る。
そしていよいよをツモってきた。元気よくを並べてのリーチ!
ドラ
一発でツモってきたのは……! だった。入り目は二度いらない。
「ロン、18000」
結果は同じだったが、今回は一切の悔いはない。
その後、何度かトップを取ることができたが、この最初の2半荘の負債が取り戻せず、負け越しで終わった。
またしても負けてしまったが、今回は少し手ごたえを感じることができた。
やはり関西サンマにおいてキーポイントになるのは役牌の扱いだ。
アガリまで遠い手牌では、鳴こうがどうせアガリづらい。何より手牌が短くなり危険だ。
アガリまで近い手牌では、リーチを目指して高打点を狙った方が良い場面も多い。
何しろドラが16枚もあるので、次にドラを持ってくる確率はそれなりに高い。ポンしてツモを放棄することは、そういう意味でも打点面で損をする。
これくらいだとが出ても我慢してリーチを目指した方が良さそう。
こうなると鳴いた時とスルーした時の速度差が大きく、ポンテンにとった方が良いだろう。
次に関西サンマを打つ時は、鳴きのレンジをもう少し狭めて打ってみようと思う。
必ずやまたリベンジにきたいと思う。
【感想】
ポン太では天満店と千日前店共通で使えるポイントカードをもらえる。
画像見ての通り、少し打っただけなのに既に7320ptのポイントがたまっている。
これらは全てゲーム代として使うことができるので、リベンジしようって気になる。
また、そのポイントをお得にゲットできるイベントを常時開催している。
店内は明るくて清潔で、店員さんは常に卓の近くにいる。そしてお客さんのマナーも良い。
また女流プロも頻繁にゲストにきており、関西サンマを安心してお得に遊べるお店だと思った。
——結局、今年の関西サンマは最後の最後まで負けで終わった。
来年は来年の風が吹く。
そう思いながら帰りの電車に乗ったのであった。
【評価】
刺激度 ★★★~★★★★
清潔感 ★★★★★
サービス ★★★★★
関西サンマの奥深さ ★★★★★
ポイント・イベントお得度 ★★★★★
(なお「刺激度」は動くお楽しみチップを元に 新宿ルールを★★★★★、学生でも安心して遊べるルールを★★★、ノーレートルールを★…として表現)