望月 雅継の麻雀コラム
2011年11月01日(火)
| 望月 雅継
意識改革
皆さんこんにちは。望月です。
こないだまで夏だと思っていたのにもう11月ですね~。冬の訪れはもうすぐそこまで来ています。
最近の望月はというと、なかなか忙しい毎日を送っているのですよ。
いろんなイベントが目白押しで…(とは言ってもほとんどが運営関係のお仕事なんですけどね)なかなか自分の為の時間が取れないのが現状です。
おかげで体調を崩してしまって…季節の変わり目なので気を付けていたんですけどね~。今週の対局に響かないといいのですが。
それでも、自分を高めるトレーニングをもっと行わないことには、鳳凰位奪還なんて夢のまた夢ですよね~。もう一度あの頂に立つために、最後のラストスパートを駆けたいと思っていますよ。
さて、この時期と言えば、毎年恒例のプロテストがあるんですよね~。
このプロテストのお手伝いをするようになって今年で4年目。少しずつですがノウハウもわかってきたところです。
以前から私がこのコラムでお話ししてきたことの一つに、『環境整備』というキーワードがあります。
業界全体の環境整備をすすめていくことと同時に、プロの世界も環境整備を進めなくてはいけないと思っています。そのためにはプロの技術レベルの向上と共に、意識改革を進めなくてはなりません。
ここ数年、メディアの発達と共に、麻雀を発信する方法が大きく変化しています。
以前は紙媒体が中心でしたが、モンドなどの衛星放送や、ニコニコ生放送などのインターネットでの配信がこれからはどんどんと発達していくことだろうと推測されます。
一般の視聴者の方が麻雀を目にする機会が増えるということはどういうことかと言いますと、視聴者の皆さんの観戦レベルが飛躍的に向上していると言い換えることができると思います。
視聴者の皆さんの観戦レベルが上がるということは、業界全体の発展に大きく繋がります。
多くの皆さんが娯楽として、エンターテイメントとして麻雀を捉えてくださることが出来るようになれば、麻雀を取り巻く環境が劇的に変化する可能性があるのです。
そんな中、これから先重要になってくることは、麻雀プロの『意識改革』なのです。
今までの麻雀プロは、自らの“数字”と戦っている者が多かったと感じています。
もちろん、対戦相手とも戦っているのですが、日々の勝ち負けや、リーグ戦での結果を意識するあまり、応援してくださっているファンの皆さんへのアプローチが足りなかったように思えるのです。
勝つことや結果で自らの魅力を伝えることが出来るプロは、ごく僅か。
もちろん注目されるためには結果を残すことが最重要ですが、それだけではない魅力を伝えることもまた重要ではないかと思うのです。
私が考えることは、カメラの先にいらっしゃる視聴者の皆さんがどう感じるかを、プロの皆さんが考えることが必要だと思っています。
プロの数が増え、また麻雀界が拡大していくにしたがって、麻雀に対していろいろな思考を持っている人たちが増えています。
その多種多様化する麻雀への考え方と同じ数だけ、それを実践するプロが増えていくことが理想ですよね。
私が大切だと思っていることの一つに、
「麻雀に絶対はない」
ということがあります。
麻雀プロも人間ですから、もちろん間違えることや失敗することも多々あります。
そういったミスばかりを取り上げるのではなく、各人の個性をピックアップすることが大事ですよね。
その個性にも、もちろんファンの皆さんの好き嫌いがどうしても発生するでしょう。
万人が納得する内容の麻雀を魅せることが出来れば一番なのでしょうが、どうしてもそういうわけにはいきません。いろんな考え方や思想が麻雀に反映されるからです。
自分の思想以外の麻雀を否定せず、いろんな考え方があることを理解することが大事で、それをわかった上で自らが考える麻雀を実践する。それが理想です。
そのために大切なことが、麻雀プロの『意識改革』なのです。
いつでも見られている意識を持って対局する。
誰に見られても、どんな質問を投げかけられても、即座に明確な答えを答えられるような準備を心がける。
そして、麻雀を打っている以外の時間でも、常に『プロ意識』を持って生活する。
麻雀以外の他の業界の“プロ”にとっては当たり前の事。
しかし、まだまだ成熟されていない麻雀界にとっては、今、一番求められていることかもしれません。
安易な気持ちでプロテストを受験し、そして簡単にプロの肩書を手にすることができた麻雀界。
私がプロになった当初、私自身もとてもプロと呼べるような人間ではなかったし、技術も意識も、まだまだプロには程遠い状態でした。
いきなりこの世界に飛び込んで、急にプロ意識が芽生えるものでもありません。
ですから、ゆっくりと時間をかけて、育成段階でこの『プロ意識』を身につけてほしいと願っているのです。
麻雀界は今、過渡期に差し掛かっているのかも知れません。
ここでファンの皆さんにきちんとしたアプローチができなければ、ファンの皆さんにそっぽを向かれてしまうかもしれませんね。
今こそ、麻雀業界に身を置いている人たちの力を結集して、もっともっとファンの皆さんが喜んでもらえるような世界を作り上げなければいけないと痛切に感じています。
さぁ次回は佳境に差し掛かったA1リーグの模様をお伝えします。皆さん期待してくださいね!それじゃまた。望月でした~。
こないだまで夏だと思っていたのにもう11月ですね~。冬の訪れはもうすぐそこまで来ています。
最近の望月はというと、なかなか忙しい毎日を送っているのですよ。
いろんなイベントが目白押しで…(とは言ってもほとんどが運営関係のお仕事なんですけどね)なかなか自分の為の時間が取れないのが現状です。
おかげで体調を崩してしまって…季節の変わり目なので気を付けていたんですけどね~。今週の対局に響かないといいのですが。
それでも、自分を高めるトレーニングをもっと行わないことには、鳳凰位奪還なんて夢のまた夢ですよね~。もう一度あの頂に立つために、最後のラストスパートを駆けたいと思っていますよ。
さて、この時期と言えば、毎年恒例のプロテストがあるんですよね~。
このプロテストのお手伝いをするようになって今年で4年目。少しずつですがノウハウもわかってきたところです。
以前から私がこのコラムでお話ししてきたことの一つに、『環境整備』というキーワードがあります。
業界全体の環境整備をすすめていくことと同時に、プロの世界も環境整備を進めなくてはいけないと思っています。そのためにはプロの技術レベルの向上と共に、意識改革を進めなくてはなりません。
ここ数年、メディアの発達と共に、麻雀を発信する方法が大きく変化しています。
以前は紙媒体が中心でしたが、モンドなどの衛星放送や、ニコニコ生放送などのインターネットでの配信がこれからはどんどんと発達していくことだろうと推測されます。
一般の視聴者の方が麻雀を目にする機会が増えるということはどういうことかと言いますと、視聴者の皆さんの観戦レベルが飛躍的に向上していると言い換えることができると思います。
視聴者の皆さんの観戦レベルが上がるということは、業界全体の発展に大きく繋がります。
多くの皆さんが娯楽として、エンターテイメントとして麻雀を捉えてくださることが出来るようになれば、麻雀を取り巻く環境が劇的に変化する可能性があるのです。
そんな中、これから先重要になってくることは、麻雀プロの『意識改革』なのです。
今までの麻雀プロは、自らの“数字”と戦っている者が多かったと感じています。
もちろん、対戦相手とも戦っているのですが、日々の勝ち負けや、リーグ戦での結果を意識するあまり、応援してくださっているファンの皆さんへのアプローチが足りなかったように思えるのです。
勝つことや結果で自らの魅力を伝えることが出来るプロは、ごく僅か。
もちろん注目されるためには結果を残すことが最重要ですが、それだけではない魅力を伝えることもまた重要ではないかと思うのです。
私が考えることは、カメラの先にいらっしゃる視聴者の皆さんがどう感じるかを、プロの皆さんが考えることが必要だと思っています。
プロの数が増え、また麻雀界が拡大していくにしたがって、麻雀に対していろいろな思考を持っている人たちが増えています。
その多種多様化する麻雀への考え方と同じ数だけ、それを実践するプロが増えていくことが理想ですよね。
私が大切だと思っていることの一つに、
「麻雀に絶対はない」
ということがあります。
麻雀プロも人間ですから、もちろん間違えることや失敗することも多々あります。
そういったミスばかりを取り上げるのではなく、各人の個性をピックアップすることが大事ですよね。
その個性にも、もちろんファンの皆さんの好き嫌いがどうしても発生するでしょう。
万人が納得する内容の麻雀を魅せることが出来れば一番なのでしょうが、どうしてもそういうわけにはいきません。いろんな考え方や思想が麻雀に反映されるからです。
自分の思想以外の麻雀を否定せず、いろんな考え方があることを理解することが大事で、それをわかった上で自らが考える麻雀を実践する。それが理想です。
そのために大切なことが、麻雀プロの『意識改革』なのです。
いつでも見られている意識を持って対局する。
誰に見られても、どんな質問を投げかけられても、即座に明確な答えを答えられるような準備を心がける。
そして、麻雀を打っている以外の時間でも、常に『プロ意識』を持って生活する。
麻雀以外の他の業界の“プロ”にとっては当たり前の事。
しかし、まだまだ成熟されていない麻雀界にとっては、今、一番求められていることかもしれません。
安易な気持ちでプロテストを受験し、そして簡単にプロの肩書を手にすることができた麻雀界。
私がプロになった当初、私自身もとてもプロと呼べるような人間ではなかったし、技術も意識も、まだまだプロには程遠い状態でした。
いきなりこの世界に飛び込んで、急にプロ意識が芽生えるものでもありません。
ですから、ゆっくりと時間をかけて、育成段階でこの『プロ意識』を身につけてほしいと願っているのです。
麻雀界は今、過渡期に差し掛かっているのかも知れません。
ここでファンの皆さんにきちんとしたアプローチができなければ、ファンの皆さんにそっぽを向かれてしまうかもしれませんね。
今こそ、麻雀業界に身を置いている人たちの力を結集して、もっともっとファンの皆さんが喜んでもらえるような世界を作り上げなければいけないと痛切に感じています。
さぁ次回は佳境に差し掛かったA1リーグの模様をお伝えします。皆さん期待してくださいね!それじゃまた。望月でした~。