馬場 裕一の麻雀コラム
2010年08月04日(水)
| 馬場 裕一
小島武夫プロの一打
●南4局●東家●4巡目●トップと2万点差の3着
ツモドラ
「雀サクッ」をご覧の皆さん、こんにちは!
麻雀業界の片隅でひっそり棲息しているバビィこと馬場裕一です。
突然ですが、本日からコラムを書かせていただくことになりました\(^O^)/
基本テーマは「すっげえ!一打」。
関西風に直すと「ごっつい!一打」かな(違う?)
この世界に関わりをもって30年。
今までたくさんのプロ雀士や有名雀豪たちの麻雀を観てまいりました。
その中でも「むむむ…」と唸ったり「こ、これは!?」とビックリ仰天した一打を、皆さんにこっそり紹介しちゃおうというのが当コラムの主旨。
実は「素晴らしい!一打」でないところがミソだったりします(^^ゞ
まあ、時たまトルネードしてしまって、全然テーマと違う内容になる場合があるかもしれませんが、その際はご容赦くださいませm(__)m
さて、記念すべき第1回目ですが、やはりこのお方の登場しか考えられないでしょう!
ミスター麻雀・小島武夫プロです!(^^)v
小島さんの麻雀を初めて観たのは中学生時代。
大橋巨泉さんが司会を務めていた「11PM」という深夜番組でした。
確か「実戦麻雀教室」だったかなあ。
当時麻雀を覚えたばかりの僕は、小島さんの華麗すぎる打ち筋に衝撃を受けました。
あまりに感動して、真剣に弟子入りを考えたほどです。
そして高校生になるや、授業をさぼって近代麻雀編集部に日参。
やっと「生・小島武夫」に出逢うことができたのであります(……ちょっと異常な高校生だったかも)。
小島さんの「すっげえ!一打」は数えきれないぐらいあるんですけど、今回は僕が高校生のときに観た「これぞ小島流」の一打をご紹介しましょう。
ツモドラ
オーラスの東家です。
トップ(西家)とはおよそ2万点差の3着。
ご覧のようにドラ 九万 がアンコのチャンス手が入りました。
そこへ4巡目にオタ風の 西 をツモ。
南 は場に1枚切れていて 西 はション牌という場況。
さて、あなたなら何を切りますか?
おそらく多くの人が 南 か 西 に手をかけるのではないでしょうか。
3着で迎えたオーラスの親番。しかもドラがアンコ。
テンパイを急ぐべくメンツになりにくい字牌を整理する←これはセオリーといえばそうかもしれません。
しかし小島さんはノータイムで 六竹 を切り出しました。
狙いを123の三色に絞り、まだ4巡目にもかかわらず決め打ちに出たのです!
この後 五竹 を引いてくるのですが、当然ツモ切り。
そして9巡目から 一万 三筒 一筒 と引き込んでテンパイ。
ドラ
14巡目にあっさり 八万 をツモ!
ジュンチャン三色ドラ3の親倍満、8000点オールのアガリに仕上げたのでした。
2万点差をひっくり返しただけでなく、1万点以上も引き離してトップを逆転しちゃったのであります。
ちなみにテンパイを急いで 南 か 西 を切っていると、9巡目の 一万 で次の形のイーシャンテン。
ドラ
14巡目の 八万 でやっとテンパイという体たらく。
小島さんの4巡目の 六竹 切りが、いかに鋭い一打だったかがおわかりいただけるでしょう。
いやあ、それにしてもやっぱり小島武夫は凄い!
これからも何度も登場してもらおうっと♪
ツモドラ
「雀サクッ」をご覧の皆さん、こんにちは!
麻雀業界の片隅でひっそり棲息しているバビィこと馬場裕一です。
突然ですが、本日からコラムを書かせていただくことになりました\(^O^)/
基本テーマは「すっげえ!一打」。
関西風に直すと「ごっつい!一打」かな(違う?)
この世界に関わりをもって30年。
今までたくさんのプロ雀士や有名雀豪たちの麻雀を観てまいりました。
その中でも「むむむ…」と唸ったり「こ、これは!?」とビックリ仰天した一打を、皆さんにこっそり紹介しちゃおうというのが当コラムの主旨。
実は「素晴らしい!一打」でないところがミソだったりします(^^ゞ
まあ、時たまトルネードしてしまって、全然テーマと違う内容になる場合があるかもしれませんが、その際はご容赦くださいませm(__)m
さて、記念すべき第1回目ですが、やはりこのお方の登場しか考えられないでしょう!
ミスター麻雀・小島武夫プロです!(^^)v
小島さんの麻雀を初めて観たのは中学生時代。
大橋巨泉さんが司会を務めていた「11PM」という深夜番組でした。
確か「実戦麻雀教室」だったかなあ。
当時麻雀を覚えたばかりの僕は、小島さんの華麗すぎる打ち筋に衝撃を受けました。
あまりに感動して、真剣に弟子入りを考えたほどです。
そして高校生になるや、授業をさぼって近代麻雀編集部に日参。
やっと「生・小島武夫」に出逢うことができたのであります(……ちょっと異常な高校生だったかも)。
小島さんの「すっげえ!一打」は数えきれないぐらいあるんですけど、今回は僕が高校生のときに観た「これぞ小島流」の一打をご紹介しましょう。
ツモドラ
オーラスの東家です。
トップ(西家)とはおよそ2万点差の3着。
ご覧のようにドラ 九万 がアンコのチャンス手が入りました。
そこへ4巡目にオタ風の 西 をツモ。
南 は場に1枚切れていて 西 はション牌という場況。
さて、あなたなら何を切りますか?
おそらく多くの人が 南 か 西 に手をかけるのではないでしょうか。
3着で迎えたオーラスの親番。しかもドラがアンコ。
テンパイを急ぐべくメンツになりにくい字牌を整理する←これはセオリーといえばそうかもしれません。
しかし小島さんはノータイムで 六竹 を切り出しました。
狙いを123の三色に絞り、まだ4巡目にもかかわらず決め打ちに出たのです!
この後 五竹 を引いてくるのですが、当然ツモ切り。
そして9巡目から 一万 三筒 一筒 と引き込んでテンパイ。
ドラ
14巡目にあっさり 八万 をツモ!
ジュンチャン三色ドラ3の親倍満、8000点オールのアガリに仕上げたのでした。
2万点差をひっくり返しただけでなく、1万点以上も引き離してトップを逆転しちゃったのであります。
ちなみにテンパイを急いで 南 か 西 を切っていると、9巡目の 一万 で次の形のイーシャンテン。
ドラ
14巡目の 八万 でやっとテンパイという体たらく。
小島さんの4巡目の 六竹 切りが、いかに鋭い一打だったかがおわかりいただけるでしょう。
いやあ、それにしてもやっぱり小島武夫は凄い!
これからも何度も登場してもらおうっと♪