馬場 裕一の麻雀コラム
2010年08月12日(木)
| 馬場 裕一
萩原聖人さんの一打
●南4局●東家●12巡目●24100点の2着●トップの南家と19800点差
ツモドラ
麻雀業界に長~く棲息していると、各界の「雀豪」と呼ばれる方々と卓を囲む機会が多くなります。
まあ、ひと口に「雀豪」といっても様々なタイプがいらっしゃいまして……(;^_^A
見かけ倒しの「雀豪」もいれば極太の運量を誇る「雀豪」もおりました。
その中で、掛値なしに「つ、強い!」と思わせられたのが俳優の萩原聖人さんです。
ツモドラ
上図はテレビ対局での萩原さんの手牌。
オーラスの東家で、ご覧のように「くっつきテンパイ」の形のイーシャンテン。
そこへ12巡目に 一筒 を引いてきました。
ここまでの萩原さんの捨て牌が次の並び。
オーラスを迎えて萩原さんの持ち点は24100点。
トップ目の南家が43900点なので、その差はおよそ2万点です。
ドラが1枚も無い手ですから「逆転トップを狙うには連荘を重ねるしかない!」と考えるのが普通でしょう。
ということは、この「くっつきテンパイ」の形は死守したいところ。
加えて前巡に 二筒 を切っています。
おそらくほとんどの人が 一筒 をツモ切るのではないでしょうか?
しかし萩原さんの選択は違いました。
何とここから打 六筒 !w(°0°)w
受け入れを狭くしてまで 一筒 を残したのです。
結果は次巡ドラの 二竹 を引いて打 三万 。
そして15巡目に 四竹 を引いて――
ツモドラ
234の三色のテンパイ!(◎-◎;)
萩原さんは迷わず 三竹 を横に曲げて即リーチ。
この手順だけでも充分素晴らしいのですが、萩原さんが「すっげえ!」のはここから。
当然のように一発で高目 四筒 をツモりあげちゃったのです(≧▼≦)
ツモドラ
裏ドラを乗せて親倍満8000点オールのアガリ!
たった1局で2万点差をひっくり返しトップを逆転したのでありました\(^O^)/
12巡目に 一筒 を引いた時点で、この最終形をイメージしていたという萩原さん。
雄大な構想力と妥協しない手作り、そして何よりも麻雀に対する萩原さんの熱い思いが詰まった親倍満だったといえるでしょう。
これこそが萩原さんの「強さ」の源であると僕は確信しているしだいです。
ツモドラ
麻雀業界に長~く棲息していると、各界の「雀豪」と呼ばれる方々と卓を囲む機会が多くなります。
まあ、ひと口に「雀豪」といっても様々なタイプがいらっしゃいまして……(;^_^A
見かけ倒しの「雀豪」もいれば極太の運量を誇る「雀豪」もおりました。
その中で、掛値なしに「つ、強い!」と思わせられたのが俳優の萩原聖人さんです。
ツモドラ
上図はテレビ対局での萩原さんの手牌。
オーラスの東家で、ご覧のように「くっつきテンパイ」の形のイーシャンテン。
そこへ12巡目に 一筒 を引いてきました。
ここまでの萩原さんの捨て牌が次の並び。
オーラスを迎えて萩原さんの持ち点は24100点。
トップ目の南家が43900点なので、その差はおよそ2万点です。
ドラが1枚も無い手ですから「逆転トップを狙うには連荘を重ねるしかない!」と考えるのが普通でしょう。
ということは、この「くっつきテンパイ」の形は死守したいところ。
加えて前巡に 二筒 を切っています。
おそらくほとんどの人が 一筒 をツモ切るのではないでしょうか?
しかし萩原さんの選択は違いました。
何とここから打 六筒 !w(°0°)w
受け入れを狭くしてまで 一筒 を残したのです。
結果は次巡ドラの 二竹 を引いて打 三万 。
そして15巡目に 四竹 を引いて――
ツモドラ
234の三色のテンパイ!(◎-◎;)
萩原さんは迷わず 三竹 を横に曲げて即リーチ。
この手順だけでも充分素晴らしいのですが、萩原さんが「すっげえ!」のはここから。
当然のように一発で高目 四筒 をツモりあげちゃったのです(≧▼≦)
ツモドラ
裏ドラを乗せて親倍満8000点オールのアガリ!
たった1局で2万点差をひっくり返しトップを逆転したのでありました\(^O^)/
12巡目に 一筒 を引いた時点で、この最終形をイメージしていたという萩原さん。
雄大な構想力と妥協しない手作り、そして何よりも麻雀に対する萩原さんの熱い思いが詰まった親倍満だったといえるでしょう。
これこそが萩原さんの「強さ」の源であると僕は確信しているしだいです。