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馬場 裕一の麻雀コラム

2012年02月08日(水)

佐々木寿人プロの一手

●南2局●南家●10巡目

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新年明けたと思ったら、もあっという間に2月ですね。
昨年はややサボりがちだったこのブログですが、今年、いや今月から心機一転、真面目に取り組もうと決意いたしました。
どうか、懲りずにお付き合いくださいませ。
さて、新しい年を迎えたことですし、ブログの内容を少し変えさせていただきます。
今までは、過去の対局データを基に原稿を書いておりました。
しかし今回からは、日常でふと見かけた意外な一打、驚きの一打、奇想天外な一打etcを取り上げていこうかな、と考えたのです。
やはり、新しい情報、生の打牌のほうが、実戦で役立つことが多いですものね。
それではさっそく、先日「あれ?」と思った一打を紹介いたしましょう。
上図の手牌を見てください。
南2局の南家で、10巡目に[九索]がアンコになった。
南家は現在トップ目。
あなたなら何を切りますか?
僕はひと目見て「[四索]切りだな」と思いました。
345の三色を狙える形ですが、トップ目という状況や受け入れの広さなどを考慮すると[四索]切りがもっとも最適な一打と言えるからです。
しかし、この打ち手は[四索]に手をかけませんでした。
なんと[五索]を切り出したのです。
打ち手の名前は佐々木寿人。
実戦派のプレイヤーとして知られ、その攻撃型の雀風から「攻めダルマ」というニックネームまでつけられた人気プロ雀士。
なぜ寿人プロは[五索]を切り出したのでしょう。
攻撃型だから、というのは理由になりません。
むしろ攻撃型なら[四索]を切ってまっすぐに打ち進むべきです。
結果はすぐ[七万]を引いてテンパイ即リーチ。

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あっさりドラの[七索]を引いて満貫のアガリをものにしました。

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僕は寿人の捨て牌を見て、
「もしかしら、これが狙いかな?」
と推測ました。
これ、というのは[四索][五索]の切り順です。
[五索]→[四索]の順で捨てられた場合、一番警戒しなければならないのは[六索][九索]待ちです。
ましてやドラが[七索]なのですから、[六索][九索]は超本命となります。
同時にカン[八索]待ちは否定される。
ドラが[七索]でカン[八索]待ちが本命視されるのは[四索]→[五索]の切り順のときだからです。
整理しましょうか?
ドラが[7]のケースで、
[4578]の形なら、5→4の順に切り出される。
[4579]の形なら、4→5の順に切り出される。
ようするに寿人は、この「読みのセオリー」を逆手に取るために、あえて[五索]から切り出したのではないか、僕は推察したわけです。
しかし、わずか10分後、その考えを僕は自ら却下いたしました。
寿人がそんな小技を使うはずがない。
遊び牌の[四索]など持たず目一杯に構えるに決まっている。
では、何で[五索]を切ったのだろう。
対局終了後、僕は彼に尋ねました。
――南2局の[五索]だけど。
寿人 ああ、あれですね。普通は[四索]切りです。
――そ、そうだよね。じゃあ何で[五索]を先に切ったの?
寿人 [四索]が親の現物だったんですよ。
――おお!!
寿人 すでに10巡目。親にイーシャンテンの気配があったので、先に[五索]を処理して
現物の[四索]を残しておいたんです。トップ目ですからね。親に対しては必要以上に警戒していました。
裏目の[六索]引きのロスよりも、親に対する安全度を優先する。
攻撃型の雀士といわれ、攻めダルマと名付けられようとも、寿人プロがいかに繊細に局面を分析しているかが、この会話でわかっていただけると思います。
寿人プロが強いのは、まさにこの大胆と繊細の雀風にあるのです。