望月 雅継の麻雀コラム
2013年05月31日(金)
| 望月 雅継
活動いろいろ
皆さんこんにちは。望月です。
一年で一番過ごしやすい季節となりましたね~。梅雨前のこの季節、本当に大好きです。
暑すぎず、そして寒すぎず、心地よい空気と新緑の香りが本当に爽やかで過ごしやすいですよね。(と、思っていたら今年はいつの間にか入梅していたようです…。残念。)
毎年この時期に、リフレッシュの為にいろいろな所へ自然を感じに行く事が多いのですが、今年度は残念ながら自らの為だけに時間を割く余裕がないのですよ。
それでもたまには息抜きをしないことには、日頃の疲労が溜まっていく一方ですよね。
そんな中、今年度は活動の幅がいろいろと広がりつつありまして、全国各地にお邪魔して活動をさせて頂く機会が増えたのです。
東京や名古屋はもちろんのこと、5月は長野県や広島県にお邪魔する機会がありましたので今回はそのお話をしようかと。
まず5月の中旬、長野県で組合の会議がありました。
静岡県と長野県って、隣接している県なのになかなかご縁が無い県なんですよね。
というのも、南北の交通網があまり発達していないというのもあるのでしょうか。
長野にお邪魔する時は、スキーやスノボーをやりに行く時がほとんどなのかな?静岡県人は。
ということで、長野県にお邪魔するのが本当に久しぶりだったんで、今回はすごく楽しみにしていたんですね~。
前回行ったのも新緑の季節だったんですが、その時はその鮮やかな緑のカーテンに圧倒された記憶があります。
自然が大好きな私は、今回の旅で心も体もリフレッシュ出来たらって思っていたのですよ。会議に向かうまでのドライブが楽しみだなって。
しかし…
実はその前日、東京で会議があったのです。
静岡から長野に向かう経路としては、東名高速道路を西へ進み、豊田ジャンクションを北へ。
東海環状自動車道から中央道~長野自動車道経由で長野に入るのが早いのですが、東京経由という事で、今回は東京を出発し関越自動車道から上信越自動車道を通るルートで長野入りすることを決めました。
前日に車で東京入りし、(といっても、東京までも車で4時間くらい掛かるんですけど…)東京で仕事をこなした後、深夜の高速を走り長野に向かったのです。
普段通らない道を運転するのはすごく楽しいですよね~。
深夜とはいえ、運転することが大好きな私は、ゆっくりと休憩を取りながら安全運転で長野に向かいます。
すると、少しずつ夜が明け始め、上信越道で群馬県と長野県の県境辺りで朝日を拝むことが出来ました。
普段夜型の生活をしている私にとって(もちろんこのコラムも仕事が終わった後の深夜に書いています…)、朝日を浴びるなんてことは滅多にないこと。
新緑が萌える山々の間から昇る太陽を見ることが出来ただけでも、私にとっては大収穫でした。
この仕事をしていると、余計に自然のありがたみを感じますよね。私の住む静岡県も、自然には恵まれている土地だと最近感じます。
普段室内で麻雀牌と向き合っている生活をしている毎日ですが、こういった機会を利用して自然を感じることって、私たち麻雀プロには大切な要素の一つじゃないのかな?って思うんです。
やることや時間に追われて日々生活している中、本来人間や自然が進んでいる時間軸に立ち返ることで、物事の本質を見つめ直すこともありますよね。
麻雀も同じ。ふと気が付くと、自分勝手で不自然なアクションをしていることに気が付かなければならないのですよ。
あくまで自然に。
最近の私が強く感じていることを再認識させられた旅となりました。
所変わって今度は広島に行った時のお話を。
広島では、人の暖かさを感じる時を過ごすことが出来ました。
私が所属する日本プロ麻雀連盟には、各地方に本部、支部が置かれ、地方における麻雀の普及と活性化の為に日々仲間たちが頑張っているのですよ。
私が支部長を務める静岡支部も地方支部の一つなのですが、数年前、広島県にも広島支部が発足し、毎月熱い闘牌を繰り広げているのです。
今回はその広島支部で行われているリーグ戦の見学と、プロを志す若者達への指導という事で二年ぶりに広島支部にお邪魔しました。
数年前、まだひよっこだった後輩たちが、たくましく成長した姿を見るのはやっぱり嬉しかったですね。
もちろんまだまだ足りない部分も多いのですが、これからまださらに成長しようと考えている所なんかを見ると、将来が楽しみだなって感じました。
また、リーグ戦に参加しているアマチュアの選手の皆さんが、楽しそうに対局をしている所を見ると、やっぱり麻雀は万国共通のゲームなんだなって感じました。
聞くところによると、広島は三人打ちの文化らしく、四人打ちをやっていること自体が珍しいとの事。
これを契機に、私達が普段対局しているプロ連盟のAルール(一発、裏ドラの無いルール)がもっと全国に普及すればいいのになって強く思ったのです。
そのような活動を支えているのが、広島支部長である清水プロ。
麻雀プロになると同時に広島支部を立ち上げ、地道に熱心に麻雀普及活動を続けているところは、私が支部を立ち上げた頃と全く同じ。
距離は離れていても、こうやって同じ志を持つ同志が全国にいることの素晴らしさを再認識させてもらいました。
そして清水支部長には、ご多忙の中美味しい食事に連れて行ってもらったり、遅くまで一緒に卓を囲んでもらったりと、本当にお世話になりっぱなしの二日間でした。清水プロ本当にありがとうございました。
麻雀プロになって15年。
麻雀荘をオープンして11年。
私には本当に多くの仲間たちができました。
日本全国、プロアマ問わず、麻雀というゲームを通じてこんなにも多くの人達と繋がることが出来るなんて、麻雀を始めた時には思ってもみなかったことでした。
それが今は、いろいろな土地にお邪魔して、たくさんの人達に巡り合えること、本当に幸せに感じます。
さらに、麻雀を取り巻くメディアの発達のおかげで、それぞれの地方に居ながらにして私達の対局の模様をリアルタイムでお届けできるようになりました。
それって本当に素敵な事ですよね。
しかしその反面、私達麻雀プロの言動や行動、そして麻雀の内容にも自覚と責任を強く求められるようになったのも事実です。
これから皆さんの目が肥えてシビアに麻雀を見て頂けるという事は、私達麻雀プロの新陳代謝が行われ、力の無いものは自然淘汰されていくような世界になっていくという事を、私達は理解した上で活動しなければならないんですよね。
数年前に比べ飛躍的に良くなったこの世界、前進するのも後退するのも自分たちにかかっているんだという事を肝に銘じ、これからのプロ活動に生かしていきたいなと感じた時間でもありました。
今回はいつもとちょっと違ったテイストでお送りしてみました。いかがでしたか?
次回はA1リーグの模様をお伝えしますね。それじゃまた。望月でした~。
一年で一番過ごしやすい季節となりましたね~。梅雨前のこの季節、本当に大好きです。
暑すぎず、そして寒すぎず、心地よい空気と新緑の香りが本当に爽やかで過ごしやすいですよね。(と、思っていたら今年はいつの間にか入梅していたようです…。残念。)
毎年この時期に、リフレッシュの為にいろいろな所へ自然を感じに行く事が多いのですが、今年度は残念ながら自らの為だけに時間を割く余裕がないのですよ。
それでもたまには息抜きをしないことには、日頃の疲労が溜まっていく一方ですよね。
そんな中、今年度は活動の幅がいろいろと広がりつつありまして、全国各地にお邪魔して活動をさせて頂く機会が増えたのです。
東京や名古屋はもちろんのこと、5月は長野県や広島県にお邪魔する機会がありましたので今回はそのお話をしようかと。
まず5月の中旬、長野県で組合の会議がありました。
静岡県と長野県って、隣接している県なのになかなかご縁が無い県なんですよね。
というのも、南北の交通網があまり発達していないというのもあるのでしょうか。
長野にお邪魔する時は、スキーやスノボーをやりに行く時がほとんどなのかな?静岡県人は。
ということで、長野県にお邪魔するのが本当に久しぶりだったんで、今回はすごく楽しみにしていたんですね~。
前回行ったのも新緑の季節だったんですが、その時はその鮮やかな緑のカーテンに圧倒された記憶があります。
自然が大好きな私は、今回の旅で心も体もリフレッシュ出来たらって思っていたのですよ。会議に向かうまでのドライブが楽しみだなって。
しかし…
実はその前日、東京で会議があったのです。
静岡から長野に向かう経路としては、東名高速道路を西へ進み、豊田ジャンクションを北へ。
東海環状自動車道から中央道~長野自動車道経由で長野に入るのが早いのですが、東京経由という事で、今回は東京を出発し関越自動車道から上信越自動車道を通るルートで長野入りすることを決めました。
前日に車で東京入りし、(といっても、東京までも車で4時間くらい掛かるんですけど…)東京で仕事をこなした後、深夜の高速を走り長野に向かったのです。
普段通らない道を運転するのはすごく楽しいですよね~。
深夜とはいえ、運転することが大好きな私は、ゆっくりと休憩を取りながら安全運転で長野に向かいます。
すると、少しずつ夜が明け始め、上信越道で群馬県と長野県の県境辺りで朝日を拝むことが出来ました。
普段夜型の生活をしている私にとって(もちろんこのコラムも仕事が終わった後の深夜に書いています…)、朝日を浴びるなんてことは滅多にないこと。
新緑が萌える山々の間から昇る太陽を見ることが出来ただけでも、私にとっては大収穫でした。
この仕事をしていると、余計に自然のありがたみを感じますよね。私の住む静岡県も、自然には恵まれている土地だと最近感じます。
普段室内で麻雀牌と向き合っている生活をしている毎日ですが、こういった機会を利用して自然を感じることって、私たち麻雀プロには大切な要素の一つじゃないのかな?って思うんです。
やることや時間に追われて日々生活している中、本来人間や自然が進んでいる時間軸に立ち返ることで、物事の本質を見つめ直すこともありますよね。
麻雀も同じ。ふと気が付くと、自分勝手で不自然なアクションをしていることに気が付かなければならないのですよ。
あくまで自然に。
最近の私が強く感じていることを再認識させられた旅となりました。
所変わって今度は広島に行った時のお話を。
広島では、人の暖かさを感じる時を過ごすことが出来ました。
私が所属する日本プロ麻雀連盟には、各地方に本部、支部が置かれ、地方における麻雀の普及と活性化の為に日々仲間たちが頑張っているのですよ。
私が支部長を務める静岡支部も地方支部の一つなのですが、数年前、広島県にも広島支部が発足し、毎月熱い闘牌を繰り広げているのです。
今回はその広島支部で行われているリーグ戦の見学と、プロを志す若者達への指導という事で二年ぶりに広島支部にお邪魔しました。
数年前、まだひよっこだった後輩たちが、たくましく成長した姿を見るのはやっぱり嬉しかったですね。
もちろんまだまだ足りない部分も多いのですが、これからまださらに成長しようと考えている所なんかを見ると、将来が楽しみだなって感じました。
また、リーグ戦に参加しているアマチュアの選手の皆さんが、楽しそうに対局をしている所を見ると、やっぱり麻雀は万国共通のゲームなんだなって感じました。
聞くところによると、広島は三人打ちの文化らしく、四人打ちをやっていること自体が珍しいとの事。
これを契機に、私達が普段対局しているプロ連盟のAルール(一発、裏ドラの無いルール)がもっと全国に普及すればいいのになって強く思ったのです。
そのような活動を支えているのが、広島支部長である清水プロ。
麻雀プロになると同時に広島支部を立ち上げ、地道に熱心に麻雀普及活動を続けているところは、私が支部を立ち上げた頃と全く同じ。
距離は離れていても、こうやって同じ志を持つ同志が全国にいることの素晴らしさを再認識させてもらいました。
そして清水支部長には、ご多忙の中美味しい食事に連れて行ってもらったり、遅くまで一緒に卓を囲んでもらったりと、本当にお世話になりっぱなしの二日間でした。清水プロ本当にありがとうございました。
麻雀プロになって15年。
麻雀荘をオープンして11年。
私には本当に多くの仲間たちができました。
日本全国、プロアマ問わず、麻雀というゲームを通じてこんなにも多くの人達と繋がることが出来るなんて、麻雀を始めた時には思ってもみなかったことでした。
それが今は、いろいろな土地にお邪魔して、たくさんの人達に巡り合えること、本当に幸せに感じます。
さらに、麻雀を取り巻くメディアの発達のおかげで、それぞれの地方に居ながらにして私達の対局の模様をリアルタイムでお届けできるようになりました。
それって本当に素敵な事ですよね。
しかしその反面、私達麻雀プロの言動や行動、そして麻雀の内容にも自覚と責任を強く求められるようになったのも事実です。
これから皆さんの目が肥えてシビアに麻雀を見て頂けるという事は、私達麻雀プロの新陳代謝が行われ、力の無いものは自然淘汰されていくような世界になっていくという事を、私達は理解した上で活動しなければならないんですよね。
数年前に比べ飛躍的に良くなったこの世界、前進するのも後退するのも自分たちにかかっているんだという事を肝に銘じ、これからのプロ活動に生かしていきたいなと感じた時間でもありました。
今回はいつもとちょっと違ったテイストでお送りしてみました。いかがでしたか?
次回はA1リーグの模様をお伝えしますね。それじゃまた。望月でした~。