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望月 雅継の麻雀コラム

2013年07月01日(月)

見つめ直す

皆さんこんにちは~。望月です。

いや~、最近の自分は本当に弱いです。
リーグ戦もダメダメ。十段戦は、最終戦着順勝負。オーラスまで通過ポジションにいるも、アガれば通過も逆に300・500をツモられて2,000点差で敗退…。


最終的には帳尻を合わせた位置にいるものの、原因はスタートダッシュを切れないこと。
今回の十段戦も3着、4着の滑り出しでは苦しいですよね~。
リーグ戦でも、毎回マイナススタートな気がしますし、これは戦い方を変えるか、対局を迎える準備の方法を変える必要があるような気がしています。


あっ、今回の体調はどうだったかって??


今回もやっぱりお腹が痛かったのですよ~。
でも、早めに腹痛の薬を飲んだ事が良かったのか、三回戦くらいから痛みもなく対局に集中することが出来ました。

ってことは…

もっと早くから薬を飲んで準備をしておけばいいってことですよね。
お腹の具合が悪いのは仕方ないのだから、家を出る時か、遅くとも新幹線に乗車する時くらいに薬を飲んでおけばいいんですよ~。

イイ事に気が付いちゃいました!
これできっと対局開始から絶好調で戦うことができますね。うん、頑張ろ!


しかし、スタイルやバランスに関しては早急に対応やマイナーチェンジを図る必要がありそうです。今のままではいけないことは明白なのですから、なるべく早く立て直して数字を安定させることが必須です。


十段戦に向けて、トーナメント用の思考、戦術、手組を試してみました。
また、十段戦敗退後、手数が少ない自分の欠点の是正にと、踏み込みを深く局面に多く顔を出す麻雀を打ってみたりしています。

それでも、今までの自分の麻雀のスタイルがありますし、その部分がどうしても顔を出してしまいますので、やっぱりバランスが悪くなってしまうのです。


自分の長所は打点力と勝負の場面を見極める力だと思っています。
それが、手数が増えて前に出るケースが多くなると、どうしても平均打点が下がり、踏み込みが深くなる分放銃するリスクも多くなります。さらに、局面を見誤るケースも比例して増え、結果的に自分の思い描く結果を残すことが出来なくなってしまうのです。


自分が今までリーグ戦で戦ってきたスタイルは、1局単位や、半荘単位で勝負を考えるのではなく、一年のリーグ戦を戦ううえでどうやって結果を残していくのかということをベースに考えた戦い方をしてきました。

これは普段の稽古でも同じ。
フリーでも、セットでも、長いスパンで考えた結果の出し方を模索しながら戦ってきました。しかし、それこそが自分の弱点を作り出してしまっているのではないか?と考えている自分もいるのです。


現在の主流の麻雀は、一局面において最善の選択をするスタイルが圧倒的に支持されています。プロ連盟の中でも、結果を出している人は皆同じ。細かいスタイルの違いはあれど、一局面の強さは皆秀でています。

自分がそういったスタイルを身につけることができるかどうかは、これからの稽古にかかっていますし、それが自分の強さに繋がるかどうかは、やはり自分自身の精進の仕方によると思います。

前原雄大プロがよくおっしゃる言葉に、

「自分に合う麻雀と自分が打ちたい麻雀は違う」

という言葉があります。
自分が今まで正しいと思ってきた道が、恐らく自分の進むべき道ではないのでしょう。