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望月 雅継の麻雀コラム

2010年07月14日(水)

第二回 連載コラム リーグ戦の戦い方・考え方

皆さんこんにちは。望月です。
今回で二回目のコラムですが、今回はリーグ戦について書こうと思います。

AⅡリーグの自戦記をお願いされていたのですが、その前に私のリーグ戦についての考え方、そして戦い方を伝えておきたいのです。


普段皆さんは、どのような事を考えて対局に臨んでいますか?
セットやフリーで遊んでいらっしゃる皆さんは、毎回トップを取りたいと思って戦っているんだじゃないかと思います。もう少し長いスパンで考えれば、一日トータルで勝ちたいな~だとか、短いスパンで考えれば、この手をアガりたいなぁ~だとか、大体そんな感じじゃいかなぁって。もちろん自分も昔はそうでした。


しかしリーグ戦での私の思考は、全く違うものなのです。
プロ連盟のリーグ戦は、Aリーグは半荘40回、BリーグからDリーグは半荘20回となっています。(地方でのリーグ戦はその限りではありません。ちなみに静岡プロリーグは半荘40回、プロアマ混合の静岡リーグは半荘20回です。)
その与えられた回数の中で、いかに成績を積み上げることができるかということが必要になってきます。もちろん私はその中で優勝することしか考えていませんが(笑)


半荘40回をいかにしてまとめ上げるかが問われる戦いでは、瞬間の勝負に対するアクションが若干変わってきます。目の前にあるトップを取る為にどうするかではなく、目の前のアガリを目指してどうするかではなく、最終的に頭に立つ為にどうするかを考えるのです。
その為の一打を積み重ねること、それがリーグ戦の戦い方なのです。

具体的に言うと、目先のアガリを取りに行くだけのリスキーな打牌は明らかに減りますね。
逆に、リスクを負ってでも攻めるべき局面も増えます。内容のあるラスなら喜んで受け入れますし、加点ができなかったトップは反省すべきです。
特にプロ連盟のルールでは素点が大事になってきますから、調子の良い時にどれだけ攻められるか、調子の悪い時にいかにして失点を減らすか、シンプルに考えて対局を行っているんですよね。

私は、麻雀というゲームは『ローリスクハイリターン』が基本だと思っています。
条件がなければ、五分五分の勝負はしません。それ以前の戦い方が大事だと思っていますから。

ある程度の雀力が備わっていれば、対局時の比重はゲームプランとゲームメイクが多勢を占めています。そこが勝負の分かれ目と言っても過言ではないでしょう。


現時点ではリーグ戦でも劣勢が続いています。鳳凰位奪取後はずっとこんな状態が続いている自分ですが、全く問題にしていません。大事なのは最終的に頭に立つことですからね。いつか不調からも脱することができると思いますしね~。

幸いにも上昇の兆しが見えてきたところですから、次回リーグ戦について書ける時にはきっと良い報告ができるはずですよ~。

それではまた次回。望月でした~。