望月 雅継の麻雀コラム
2014年04月28日(月)
| 望月 雅継
麻雀が強くなるお話 その6
皆さんこんにちは。望月です。
ようやく新しいシーズンの開幕ですね~!
私もA1リーグの開幕戦を終えたのですが…2332で▲20P。
苦しいスタートとなってしまいましたが、実は内容の良さにすごく充実した開幕戦だったのですよ~!
詳しくはプロ連盟HPのA1リーグレポートを担当しますので、是非そちらをご覧くださいね!
さて、前回予告したのはカンチャンターツと単独孤立牌についてでしたね。
まずはカンチャンターツについて詳しく掘り下げていくことにしましょう。
…とその前に、リャンメンターツって何種類あるかご存知ですか?
実は、23、34、45、56、67、78の6種類なんですね~。これがマンズ、ピンズ、ソウズにそれぞれありますので、全て合わせると18種類のリャンメンターツがあるのです。
それに対して、カンチャンターツは何種類あるのでしょうか?
カンチャンターツは、13、24、35、46、57、68、79の7種類あるんですよ。それがマンズ、ピンズ、ソウズとありますから合計21種類のカンチャンターツがあるのです。
なんでリャンメンターツよりカンチャンターツの方が種類が多いの??って思いませんか?
それは何故かと言いますと…
リャンメンターツを構成する牌は2~8までの7種類の牌に対して、カンチャンターツは1~9まで全ての牌を使える分、カンチャンターツの方が種類が多いのですよ。ご存知でしたか?
これを踏まえて…
実はカンチャンターツには、大きく分けて性質の違う2種類のカンチャンターツがあるのです。
それは、13、24、68、79のカンチャンターツと、35、46、57のカンチャンターツに分類することが出来るのですよ。
13、24、68、79のカンチャンターツは、内側の牌を引くとリャンメンターツに変化するのに対して、35、46、57のカンチャンターツは上下どちらの牌を引いてもリャンメンターツに変化するのです。
つまり、35、46、57のカンチャンターツは、13、24、68、79のカンチャンターツに比べ、2倍リャンメンターツに変化しやすい“優れたカンチャンターツ”と言えるでしょう。
皆さんご存知でしたか?
もちろん知ってるよ~!
って方もいらっしゃれば、
へぇ~、知らなかったよ!!
って方もいらっしゃることでしょう。
ただ、このカンチャンターツの性質を知っておけば、例えばターツ選択に迫られたこんな牌姿の時、
何を切ればいいのか悩まなくて済みますよね。
答えは。
のカンチャンターツは、上下どちらを引いてもリャンメンターツに変化する“優れたカンチャンターツ”ですから、ではなくのカンチャンターツを切っていく方がいいんですね。
ではなくから切る理由は、を引いた時にリャンメンターツに変化するからです。
というように、このカンチャンターツの性質を知っていると、組み合わせを作るときに失敗する確率がかなり少なくなるのですよ。
さらに、ここからは前回のお話の復習にもなりますが、この“優れたカンチャンターツ”を構成する牌について考えてみましょう。
35、46、57という牌は、前回お話した組み合わせを作りやすい3~7までの数牌によって構成されていることがわかりますか?
つまり、3~7牌はターツ構成において極めて重要な牌であるということがわかると思います。
ここからのお話はちょっとだけレベルが上がります。
次は牌の性質についてです。
牌の性質ってなんだろう?
って思う方がほとんどだと思います。
わかりやすく説明するために将棋を例に出してお話しましょう。
将棋の駒って、駒によって動き方が違いますよね。
例えば「歩」は前に一つずつしか進めませんし、「角」は斜めしか進めないですよね。
このように、麻雀の牌も牌によって性質が異なるということです。
字牌には字牌の役割が、数牌には数牌の役割があるということですね。
それは、自分のメンツ構成の為の性質と、場(河)に放たれた時の牌の性質があるのです。
それぞれ詳しく掘り下げていきたいのですが…
ちょっとその前に簡単に牌を種類分けしてみましょう。
まずは字牌についてです。
字牌は大きく分けると2種類に分類できますね。
それは、『三元牌』と『風牌』です。
『風牌』には、『場風牌』と『自風牌』があります。他にも『客風牌』や『連風牌』などがありますがそれはまたの機会に。
次は数牌なのですが、この数牌については一つの大きな特徴があるのです。
それは、数牌は“5を中心に”対の関係になっているという事です。
1と9、2と8、3と7、4と6というように、この対の関係になっている牌は、牌の性質としては同じ性質を持つということです。(本当に厳密に考えると多少違うのですが…今回は大きく分けて分類することにしますので同じ性質ということにしたいと思います。)
つまり、麻雀牌は字牌の三元牌と風牌、数牌の1、2、3、4、5の7種類の異なる性質の牌があるってことなのです。
初めて聞いたお話かもしれません。
だって私も他の方から聞いたことがないですからね。
麻雀を始めてからしばらく経った時に、一人で麻雀牌を並べている時に気が付いた事なのです。その後時間を掛けて深く考えて、現在に至るという事です。
私の近くにいる本当に数名の人には話したことがあるのですが、こうやって文字にして皆さんにお伝えするのは初めてのことです。この一つ一つの単独孤立牌の性質については、かなり深く掘り下げて考えているのですが、どこまで細部に渡って皆さんにお伝えできるかは正直微妙です。
文章力が無いので上手く伝えられるかはわかりませんが、精一杯頑張って書きますので皆さんぜひご期待くださいね!
次回はこの単独孤立牌について一つずつ考えていく事にしましょうね。
それでは皆さん、次回をお楽しみに~!望月でした。
ようやく新しいシーズンの開幕ですね~!
私もA1リーグの開幕戦を終えたのですが…2332で▲20P。
苦しいスタートとなってしまいましたが、実は内容の良さにすごく充実した開幕戦だったのですよ~!
詳しくはプロ連盟HPのA1リーグレポートを担当しますので、是非そちらをご覧くださいね!
さて、前回予告したのはカンチャンターツと単独孤立牌についてでしたね。
まずはカンチャンターツについて詳しく掘り下げていくことにしましょう。
…とその前に、リャンメンターツって何種類あるかご存知ですか?
実は、23、34、45、56、67、78の6種類なんですね~。これがマンズ、ピンズ、ソウズにそれぞれありますので、全て合わせると18種類のリャンメンターツがあるのです。
それに対して、カンチャンターツは何種類あるのでしょうか?
カンチャンターツは、13、24、35、46、57、68、79の7種類あるんですよ。それがマンズ、ピンズ、ソウズとありますから合計21種類のカンチャンターツがあるのです。
なんでリャンメンターツよりカンチャンターツの方が種類が多いの??って思いませんか?
それは何故かと言いますと…
リャンメンターツを構成する牌は2~8までの7種類の牌に対して、カンチャンターツは1~9まで全ての牌を使える分、カンチャンターツの方が種類が多いのですよ。ご存知でしたか?
これを踏まえて…
実はカンチャンターツには、大きく分けて性質の違う2種類のカンチャンターツがあるのです。
それは、13、24、68、79のカンチャンターツと、35、46、57のカンチャンターツに分類することが出来るのですよ。
13、24、68、79のカンチャンターツは、内側の牌を引くとリャンメンターツに変化するのに対して、35、46、57のカンチャンターツは上下どちらの牌を引いてもリャンメンターツに変化するのです。
つまり、35、46、57のカンチャンターツは、13、24、68、79のカンチャンターツに比べ、2倍リャンメンターツに変化しやすい“優れたカンチャンターツ”と言えるでしょう。
皆さんご存知でしたか?
もちろん知ってるよ~!
って方もいらっしゃれば、
へぇ~、知らなかったよ!!
って方もいらっしゃることでしょう。
ただ、このカンチャンターツの性質を知っておけば、例えばターツ選択に迫られたこんな牌姿の時、
何を切ればいいのか悩まなくて済みますよね。
答えは。
のカンチャンターツは、上下どちらを引いてもリャンメンターツに変化する“優れたカンチャンターツ”ですから、ではなくのカンチャンターツを切っていく方がいいんですね。
ではなくから切る理由は、を引いた時にリャンメンターツに変化するからです。
というように、このカンチャンターツの性質を知っていると、組み合わせを作るときに失敗する確率がかなり少なくなるのですよ。
さらに、ここからは前回のお話の復習にもなりますが、この“優れたカンチャンターツ”を構成する牌について考えてみましょう。
35、46、57という牌は、前回お話した組み合わせを作りやすい3~7までの数牌によって構成されていることがわかりますか?
つまり、3~7牌はターツ構成において極めて重要な牌であるということがわかると思います。
ここからのお話はちょっとだけレベルが上がります。
次は牌の性質についてです。
牌の性質ってなんだろう?
って思う方がほとんどだと思います。
わかりやすく説明するために将棋を例に出してお話しましょう。
将棋の駒って、駒によって動き方が違いますよね。
例えば「歩」は前に一つずつしか進めませんし、「角」は斜めしか進めないですよね。
このように、麻雀の牌も牌によって性質が異なるということです。
字牌には字牌の役割が、数牌には数牌の役割があるということですね。
それは、自分のメンツ構成の為の性質と、場(河)に放たれた時の牌の性質があるのです。
それぞれ詳しく掘り下げていきたいのですが…
ちょっとその前に簡単に牌を種類分けしてみましょう。
まずは字牌についてです。
字牌は大きく分けると2種類に分類できますね。
それは、『三元牌』と『風牌』です。
『風牌』には、『場風牌』と『自風牌』があります。他にも『客風牌』や『連風牌』などがありますがそれはまたの機会に。
次は数牌なのですが、この数牌については一つの大きな特徴があるのです。
それは、数牌は“5を中心に”対の関係になっているという事です。
1と9、2と8、3と7、4と6というように、この対の関係になっている牌は、牌の性質としては同じ性質を持つということです。(本当に厳密に考えると多少違うのですが…今回は大きく分けて分類することにしますので同じ性質ということにしたいと思います。)
つまり、麻雀牌は字牌の三元牌と風牌、数牌の1、2、3、4、5の7種類の異なる性質の牌があるってことなのです。
初めて聞いたお話かもしれません。
だって私も他の方から聞いたことがないですからね。
麻雀を始めてからしばらく経った時に、一人で麻雀牌を並べている時に気が付いた事なのです。その後時間を掛けて深く考えて、現在に至るという事です。
私の近くにいる本当に数名の人には話したことがあるのですが、こうやって文字にして皆さんにお伝えするのは初めてのことです。この一つ一つの単独孤立牌の性質については、かなり深く掘り下げて考えているのですが、どこまで細部に渡って皆さんにお伝えできるかは正直微妙です。
文章力が無いので上手く伝えられるかはわかりませんが、精一杯頑張って書きますので皆さんぜひご期待くださいね!
次回はこの単独孤立牌について一つずつ考えていく事にしましょうね。
それでは皆さん、次回をお楽しみに~!望月でした。