ASAPINの麻雀コラム
2014年06月03日(火)
| ASAPIN
天鳳名人戦に向けて
一気に暑くなってきましたね~。
こんにちは、ASAPINです。
さて、今年もやってきました。天鳳名人戦の季節ですね!
今年で四回目の開催となる天鳳名人戦。
第~回という記述を見るたびに、「ああ、天鳳位になってから~年経ったんだな」と感慨深くなります。
そんな天鳳名人戦ですが、今までの成績を見ると散々・・・
決勝卓に行けたのが第二回の時だけで、残りは全てあっさりと足切り。
唯一決勝に行けた第二回も事実上目無しの最終節を迎えてしまい、応援してくれている方々をがっかりさせてばかりです。
僕自身も、自分が出られる唯一のタイトル戦である名人戦で惨敗続きな現状には非常に悔しく思っています。
そういうわけで、今回のコラムでは今までの名人戦の敗戦経験を踏まえ、名人戦でどう戦うべきかについて少し考えてみたいと思います。
まずルールへの考察から。
天鳳名人戦のルールは30000点持ち30000点返し、天鳳の特上卓想定の順位ウマ配分(50|20|0|-70)となっています。
それ以外の基本ルールは天鳳段位戦ルール準拠。
まずこの配分についてですが、90|45|0|-135を基本とする完全順位制の鳳凰卓とは少し感覚が異なります。
例えばトップから40000|35000|25000|20000という点数で名人戦の1半荘が終わったとすれば、スコアは
60|25|-5|-80となります。
これに1.5倍を掛けて鳳凰卓と比較しやすいように換算すると
90|37.5|-7.5|-120
比較的穏やかな点数の動きでも、鳳凰卓より二着・三着の価値が下がり、その分ラスのペナルティが少しだけマイルドになっています。
もう少し荒れた半荘になって60000|30000|20000|10000となったとすると、
80|20|-10|-90
こうなるとかなり二着・三着の価値が下がってしまいますね。
一人だけが断ラスになるパターン、例えば45000|40000|35000|0の場合
65|30|-5|-100
このくらいでやっと鳳凰卓配分に近い値になります。
厳密には45000|42500|40000|-7500で丁度鳳凰卓と同じ比率になります。
ここから分かることって実はそんなにないんですが、素点込みで相対的に少しだけ価値の上がるトップを取りに行き、相対的に少しだけ価値の下がるラスを引受けに行くような選択を増やすといいのかもしれません。ほんとにちょっとだけ。
しかしこれはあくまで鳳凰卓と比較しての話なので、通常の麻雀ほど押していいというわけでは全くないでしょう。
序盤は局収支寄りでいいと思いますが、後半はこのあたりの配分を意識した押し引きや手作り判断になりそうです。
よく「名人戦のような短期戦ではもっと押さないと勝てない」という意見を見ますが、必ずしも「押す=トップが取りやすい」わけではなく、超短期というわけでもないので、明らかに損得計算からブレた押しをする必要は全くないと思います。
基本的にはその半荘のスコア期待値が最も高くなるように押し引き・手作りをし、最善を尽くせばあとは運に身を任せる、という方向性でいいかなと。
ただし、同卓者の打ち筋が明らかに鳳凰卓の平均的な打ち手の傾向と異なるので、そこには注意が必要ですね。
読みを駆使して押してくるタイプの人に対し、読みやすい仕掛けや牽制目的のリーチは悪手になりかねないですし、人読みの要素もかなり通常より大きいかなと。
信頼できる部分と信用してはいけない部分の見極めが大事になりそうです。・・・ってなんだかめっちゃアナログですね(笑)
人読みの部分はあまり書くと逆手に取られそうなのでここでは書きません。後日談で!
次に、ある程度スコアがバラけてきたあとの条件戦的な戦い方。
三度名人戦で惨敗を経験して一番感じたことなんですが、最初に数回まとまったラスを引いてしまうと、足切り回避のために序盤から条件戦に近い戦い方を強いられることになります。
これは本当に辛いんですよ。最初の数戦が一番大事と言って過言ではないかもしれません。
足切りを回避するためにプラスを叩かなくちゃいけないのに、トップを取らないとまともにスコアは増えない。
しかもラスを引いたらトップ以上のマイナスになるのに無茶をしなきゃいけないという悪循環に陥ってしまいます。
こればかりはハッキリ言って対策らしい対策のしようがありません。
一応今回考えてる戦略があるにはあるんですが、これまた逆手に取られるとマズイのでここでは伏せ・・・(笑)
序盤にまとまったラスを引いてしまったら、そこで一旦落ち着いて通常通りに打つのがベストかというとそうでもなく、やはりスコアを叩きに行かざるを得ないです。
最初にまとまったラスを引かないように全力を尽くし、祈るのみですね・・・
そしてスコアが散らばってきたあとに差がつくのが、スコアに応じた各選手の動向予想。
天鳳では一半荘単位での他家の動向しか予測できませんが、こういうリーグ戦になるとトータルスコア単位での読みが加わってきます。
ここはかなり実力差が出る部分じゃないかなと。タイトルホルダー相手にこの部分で戦えるかどうかがポイントですね。
ざっと方向性としてはこんな感じでしょうか。
毎年最初で大きく沈んでどんどん選択肢を削られてしまっているので、今年こそはいいスタートダッシュを切れるようにしたいと本当に思います。
個室の調整とかもお願いしてみようかなぁと思ってますので、もしかしたらTwitterで募集をするかもしれません。
第一節は6/13日(金)。今年も生放送予定です。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv181335387
今度こそ優勝して汚名返上できるように頑張ります!ご視聴・応援よろしくお願いいたします!
こんにちは、ASAPINです。
さて、今年もやってきました。天鳳名人戦の季節ですね!
今年で四回目の開催となる天鳳名人戦。
第~回という記述を見るたびに、「ああ、天鳳位になってから~年経ったんだな」と感慨深くなります。
そんな天鳳名人戦ですが、今までの成績を見ると散々・・・
決勝卓に行けたのが第二回の時だけで、残りは全てあっさりと足切り。
唯一決勝に行けた第二回も事実上目無しの最終節を迎えてしまい、応援してくれている方々をがっかりさせてばかりです。
僕自身も、自分が出られる唯一のタイトル戦である名人戦で惨敗続きな現状には非常に悔しく思っています。
そういうわけで、今回のコラムでは今までの名人戦の敗戦経験を踏まえ、名人戦でどう戦うべきかについて少し考えてみたいと思います。
まずルールへの考察から。
天鳳名人戦のルールは30000点持ち30000点返し、天鳳の特上卓想定の順位ウマ配分(50|20|0|-70)となっています。
それ以外の基本ルールは天鳳段位戦ルール準拠。
まずこの配分についてですが、90|45|0|-135を基本とする完全順位制の鳳凰卓とは少し感覚が異なります。
例えばトップから40000|35000|25000|20000という点数で名人戦の1半荘が終わったとすれば、スコアは
60|25|-5|-80となります。
これに1.5倍を掛けて鳳凰卓と比較しやすいように換算すると
90|37.5|-7.5|-120
比較的穏やかな点数の動きでも、鳳凰卓より二着・三着の価値が下がり、その分ラスのペナルティが少しだけマイルドになっています。
もう少し荒れた半荘になって60000|30000|20000|10000となったとすると、
80|20|-10|-90
こうなるとかなり二着・三着の価値が下がってしまいますね。
一人だけが断ラスになるパターン、例えば45000|40000|35000|0の場合
65|30|-5|-100
このくらいでやっと鳳凰卓配分に近い値になります。
厳密には45000|42500|40000|-7500で丁度鳳凰卓と同じ比率になります。
ここから分かることって実はそんなにないんですが、素点込みで相対的に少しだけ価値の上がるトップを取りに行き、相対的に少しだけ価値の下がるラスを引受けに行くような選択を増やすといいのかもしれません。ほんとにちょっとだけ。
しかしこれはあくまで鳳凰卓と比較しての話なので、通常の麻雀ほど押していいというわけでは全くないでしょう。
序盤は局収支寄りでいいと思いますが、後半はこのあたりの配分を意識した押し引きや手作り判断になりそうです。
よく「名人戦のような短期戦ではもっと押さないと勝てない」という意見を見ますが、必ずしも「押す=トップが取りやすい」わけではなく、超短期というわけでもないので、明らかに損得計算からブレた押しをする必要は全くないと思います。
基本的にはその半荘のスコア期待値が最も高くなるように押し引き・手作りをし、最善を尽くせばあとは運に身を任せる、という方向性でいいかなと。
ただし、同卓者の打ち筋が明らかに鳳凰卓の平均的な打ち手の傾向と異なるので、そこには注意が必要ですね。
読みを駆使して押してくるタイプの人に対し、読みやすい仕掛けや牽制目的のリーチは悪手になりかねないですし、人読みの要素もかなり通常より大きいかなと。
信頼できる部分と信用してはいけない部分の見極めが大事になりそうです。・・・ってなんだかめっちゃアナログですね(笑)
人読みの部分はあまり書くと逆手に取られそうなのでここでは書きません。後日談で!
次に、ある程度スコアがバラけてきたあとの条件戦的な戦い方。
三度名人戦で惨敗を経験して一番感じたことなんですが、最初に数回まとまったラスを引いてしまうと、足切り回避のために序盤から条件戦に近い戦い方を強いられることになります。
これは本当に辛いんですよ。最初の数戦が一番大事と言って過言ではないかもしれません。
足切りを回避するためにプラスを叩かなくちゃいけないのに、トップを取らないとまともにスコアは増えない。
しかもラスを引いたらトップ以上のマイナスになるのに無茶をしなきゃいけないという悪循環に陥ってしまいます。
こればかりはハッキリ言って対策らしい対策のしようがありません。
一応今回考えてる戦略があるにはあるんですが、これまた逆手に取られるとマズイのでここでは伏せ・・・(笑)
序盤にまとまったラスを引いてしまったら、そこで一旦落ち着いて通常通りに打つのがベストかというとそうでもなく、やはりスコアを叩きに行かざるを得ないです。
最初にまとまったラスを引かないように全力を尽くし、祈るのみですね・・・
そしてスコアが散らばってきたあとに差がつくのが、スコアに応じた各選手の動向予想。
天鳳では一半荘単位での他家の動向しか予測できませんが、こういうリーグ戦になるとトータルスコア単位での読みが加わってきます。
ここはかなり実力差が出る部分じゃないかなと。タイトルホルダー相手にこの部分で戦えるかどうかがポイントですね。
ざっと方向性としてはこんな感じでしょうか。
毎年最初で大きく沈んでどんどん選択肢を削られてしまっているので、今年こそはいいスタートダッシュを切れるようにしたいと本当に思います。
個室の調整とかもお願いしてみようかなぁと思ってますので、もしかしたらTwitterで募集をするかもしれません。
第一節は6/13日(金)。今年も生放送予定です。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv181335387
今度こそ優勝して汚名返上できるように頑張ります!ご視聴・応援よろしくお願いいたします!