ASAPINの麻雀コラム
2014年06月20日(金)
| ASAPIN
天鳳名人戦 第一節考察①
こんにちは~。ASAPINです。
先週の金曜日に【第4回天鳳名人戦】の第一節が行われました!
一番フラットに打て、今後の打ち方を左右する大事な大事な第一節。
さて結果はというと・・・2→2→3→1の+109.3ポイント!
1節トータルのトップではないですが、スタートとしてはかなり理想的です。
全体の結果はこちら。
1 165.9 2/ 1/ 1/ 0 1.75 太くないお
2 109.3 1/ 2/ 1/ 0 2.00 ASAPIN
3 85.4 2/ 1/ 0/ 1 2.00 すずめクレイジー
4 65.4 1/ 1/ 2/ 0 2.25 Ⓟ渋川難波
5 25.5 1/ 2/ 0/ 1 2.25 Ⓟ石橋伸洋
6 -34.1 1/ 0/ 2/ 1 2.75 Ⓟ多井隆晴
7 -76.8 0/ 1/ 2/ 1 3.00 Ⓢ福地誠
8 -340.6 0/ 0/ 0/ 4 4.00 Ⓟ小林剛
なんと上位3人が天鳳勢という過去にないパターン!
打っている人間には天鳳側の誰かが勝てばいいだとか、どっちかを落とすならプロを落とそうだとかそういう意識は無いと思いますが、
Twitterなどでも天鳳勢の好調を喜んでくれている方の声が多くて嬉しくなりますね。
とはいえ、ラス1回で-90くらいついてしまうこのルール。全く油断は出来ません。
初戦のリードを生かした自由な立ち回りで更に差を伸ばして行きたいですね。
さて、それでは名人戦第一節を振り返って牌譜検討を。
書いてみる前はそんなに長くならないかと思ったんですが、画像を集めてみると1節だけで30枚以上・・・
1試合にコラム2回分くらいを使ってゆっくり検討していきたいと思います。
まずは1回戦の僕視点から。
下家が太くないおさん、対面が渋川プロ、上家が小林プロです。
※壁紙はノーコメントで・・・
東1局起親スタート。
通常なら割と迷うことなくチーする8ですが、下家と対面が早そうな上に上家も8の対子落とし。
明らかに通常のこの巡目平均より煮詰まっていると見るべきでしょう。
結局それでも迷ってチーしたんですが、次巡に小林プロからリーチを受け、即撤退・・・
鳴かなくても降りることになっていたと思いますが、もう少し安全に降り切れたと思うので微妙だったかもしれませんね。
小四喜はあまり警戒されないとはいえ、役牌二つの仕掛けなのでプレッシャーはあるように見えますが・・・
ドラやチャンタ、ホンイツを見て守備力を維持しながら仕掛けていくつもりでしたが、この時点でこの手格好はちょっとやりすぎかもしれません。
これも放銃はしないものの、途中でリーチと仕掛けに挟まれてんやわんや。
親の小林プロの捨て牌に北があるのをどう見るか。
ドラの西が対子であるので下家の仕掛けはさほど怖くありません。
二軒リーチになった時に北がこぼれやすいこともあってリーチしましたが、結局二軒リーチになった末に赤⑤を掴んで親に放銃。
リーチ後に持ってきた西が渋川プロの持っていない牌なら、一巡の差で北が出ていたはず・・・無念(´;ω;`)
一を切るのが三色・一盃口・平和などを見ながら一番広く受けられるのでマジョリティだと思いますが、親落としを優先し、すぐリーチに行く場合の待ちの良さを取って打6。
西と四のシャボならカン5よりかなりリーチに行きやすいですが、さすがに一で良かったかも。
3を持ってきた上に親りーを喰らう悲惨な展開に・・・なりましたが西ツモって耐えました(笑)
⑥がフリテン、④⑤の縦引きもそんなに期待できないのでどうしようかと思っていたところに上家の打五。
チーして仮テン赤⑤単騎に取りましたが、もうちょっと何かいい方法はなかっただろうか・・・
結局山に残ってそうで使いにくそうな最高のとこでテンパイするんですが・・・
次巡に山1の1-4索を引かれ、山2の3-6萬を即で掴まされました・・・太すぎるお・・・(´;ω;`)
河に並んだ二枚の⑤が哀愁を誘います・・・
これは基本形ですね。テンパイの時点でフリテンを拒否することもできるので二残し。
場合によってはフリテンリーチの選択も有りです。
この時は一旦シャボに受けて、3-6筒の平和に変化。
最後にとりわけ難しいのを一つ。
オーラス。トップと2900差。
現状打点が足りないんですが、ここで次巡に上家から六が出ます。これをどうするか?
めっちゃ難しいんですよこれ!トップを狙うなら直撃もしくは700-1300ツモが必要です。
六七八でチーして四を切って三面張に受けるのが簡単ですが、果たして下家は打ってくれるでしょうか。
八は打ってくれるかもしれませんが、二五はかなり厳しそうです。
ちょっとひねって四五六でチーして七切り。これだと二は少し盲点になるかもしれません。
かなりひねって五六七でチーして三切り。四と⑨のシャボに受けて、これだと⑨ツモもしくは直撃で条件クリアで、四はそれなりに直撃狙いの盲点かも。
もしくはここからの打⑨でホンイツ移行。この選択をする人も多いと思います。
ただ、⑨が鳴かれたり当たりになることも十分ありえますし、速度的に間に合わない可能性は高そう。
下家も対面もかなりテンパイしてそうで、一刻の猶予もない状況です。何が正解だったのか・・・
結局安易に258mに受けて、何事も起こらず渋川プロが和了って終了だったんですが、シャボ受けが一番良かったかもしれませんね。
次回は1回戦の小林プロ・渋川プロ・太くないおさん視点で見ていきたいと思います。ではまた~!
先週の金曜日に【第4回天鳳名人戦】の第一節が行われました!
一番フラットに打て、今後の打ち方を左右する大事な大事な第一節。
さて結果はというと・・・2→2→3→1の+109.3ポイント!
1節トータルのトップではないですが、スタートとしてはかなり理想的です。
全体の結果はこちら。
1 165.9 2/ 1/ 1/ 0 1.75 太くないお
2 109.3 1/ 2/ 1/ 0 2.00 ASAPIN
3 85.4 2/ 1/ 0/ 1 2.00 すずめクレイジー
4 65.4 1/ 1/ 2/ 0 2.25 Ⓟ渋川難波
5 25.5 1/ 2/ 0/ 1 2.25 Ⓟ石橋伸洋
6 -34.1 1/ 0/ 2/ 1 2.75 Ⓟ多井隆晴
7 -76.8 0/ 1/ 2/ 1 3.00 Ⓢ福地誠
8 -340.6 0/ 0/ 0/ 4 4.00 Ⓟ小林剛
なんと上位3人が天鳳勢という過去にないパターン!
打っている人間には天鳳側の誰かが勝てばいいだとか、どっちかを落とすならプロを落とそうだとかそういう意識は無いと思いますが、
Twitterなどでも天鳳勢の好調を喜んでくれている方の声が多くて嬉しくなりますね。
とはいえ、ラス1回で-90くらいついてしまうこのルール。全く油断は出来ません。
初戦のリードを生かした自由な立ち回りで更に差を伸ばして行きたいですね。
さて、それでは名人戦第一節を振り返って牌譜検討を。
書いてみる前はそんなに長くならないかと思ったんですが、画像を集めてみると1節だけで30枚以上・・・
1試合にコラム2回分くらいを使ってゆっくり検討していきたいと思います。
まずは1回戦の僕視点から。
下家が太くないおさん、対面が渋川プロ、上家が小林プロです。
※壁紙はノーコメントで・・・
東1局起親スタート。
通常なら割と迷うことなくチーする8ですが、下家と対面が早そうな上に上家も8の対子落とし。
明らかに通常のこの巡目平均より煮詰まっていると見るべきでしょう。
結局それでも迷ってチーしたんですが、次巡に小林プロからリーチを受け、即撤退・・・
鳴かなくても降りることになっていたと思いますが、もう少し安全に降り切れたと思うので微妙だったかもしれませんね。
小四喜はあまり警戒されないとはいえ、役牌二つの仕掛けなのでプレッシャーはあるように見えますが・・・
ドラやチャンタ、ホンイツを見て守備力を維持しながら仕掛けていくつもりでしたが、この時点でこの手格好はちょっとやりすぎかもしれません。
これも放銃はしないものの、途中でリーチと仕掛けに挟まれてんやわんや。
親の小林プロの捨て牌に北があるのをどう見るか。
ドラの西が対子であるので下家の仕掛けはさほど怖くありません。
二軒リーチになった時に北がこぼれやすいこともあってリーチしましたが、結局二軒リーチになった末に赤⑤を掴んで親に放銃。
リーチ後に持ってきた西が渋川プロの持っていない牌なら、一巡の差で北が出ていたはず・・・無念(´;ω;`)
一を切るのが三色・一盃口・平和などを見ながら一番広く受けられるのでマジョリティだと思いますが、親落としを優先し、すぐリーチに行く場合の待ちの良さを取って打6。
西と四のシャボならカン5よりかなりリーチに行きやすいですが、さすがに一で良かったかも。
3を持ってきた上に親りーを喰らう悲惨な展開に・・・なりましたが西ツモって耐えました(笑)
⑥がフリテン、④⑤の縦引きもそんなに期待できないのでどうしようかと思っていたところに上家の打五。
チーして仮テン赤⑤単騎に取りましたが、もうちょっと何かいい方法はなかっただろうか・・・
結局山に残ってそうで使いにくそうな最高のとこでテンパイするんですが・・・
次巡に山1の1-4索を引かれ、山2の3-6萬を即で掴まされました・・・太すぎるお・・・(´;ω;`)
河に並んだ二枚の⑤が哀愁を誘います・・・
これは基本形ですね。テンパイの時点でフリテンを拒否することもできるので二残し。
場合によってはフリテンリーチの選択も有りです。
この時は一旦シャボに受けて、3-6筒の平和に変化。
最後にとりわけ難しいのを一つ。
オーラス。トップと2900差。
現状打点が足りないんですが、ここで次巡に上家から六が出ます。これをどうするか?
めっちゃ難しいんですよこれ!トップを狙うなら直撃もしくは700-1300ツモが必要です。
六七八でチーして四を切って三面張に受けるのが簡単ですが、果たして下家は打ってくれるでしょうか。
八は打ってくれるかもしれませんが、二五はかなり厳しそうです。
ちょっとひねって四五六でチーして七切り。これだと二は少し盲点になるかもしれません。
かなりひねって五六七でチーして三切り。四と⑨のシャボに受けて、これだと⑨ツモもしくは直撃で条件クリアで、四はそれなりに直撃狙いの盲点かも。
もしくはここからの打⑨でホンイツ移行。この選択をする人も多いと思います。
ただ、⑨が鳴かれたり当たりになることも十分ありえますし、速度的に間に合わない可能性は高そう。
下家も対面もかなりテンパイしてそうで、一刻の猶予もない状況です。何が正解だったのか・・・
結局安易に258mに受けて、何事も起こらず渋川プロが和了って終了だったんですが、シャボ受けが一番良かったかもしれませんね。
次回は1回戦の小林プロ・渋川プロ・太くないおさん視点で見ていきたいと思います。ではまた~!