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ASAPINの麻雀コラム

2014年07月02日(水)

天鳳名人戦 第一節考察② 1回戦他家視点

前回に引き続き、天鳳名人戦第一節・1回戦の牌譜検討です。
前回は自分視点での振り返りでしたが、今回は他の三者視点で気になった打牌や場面について見ていきたいと思います。






まずは太くないおさん視点から。
まだ平たい点差での東2局親番、ドラドラの勝負手イーシャンテンです。
1pを切るとタンヤオが見えますが、確定ではないのと2pが1枚切られているのがネック。

これ僕は2p切って、リーチを本線に見ちゃうんですけどどうなんでしょうね。
1p切りだと、6pさえ埋まってしまえば仕掛けやダマで出和了が効くようになる魅力はあります。でも、それよりも面前テンパイ時の待ちの良さを重視したくなってしまいます。
こういうのを好みの問題で片付けるのはもったいない気がします。結局のところどうなんでしょう?(笑)





これは4s切りの方がいい気がします。枚数以外に赤受けもありますし、最終的に三色になった時に気持ち程度に引っ掛けにもなります。
三色に固執せずに平和に移行していくにしても、4sを一枚外しての浮かせ打ちで十分かなと。





かなり競っているオーラスのトップ目ですが、ここで南を絞って後に下家に放銃になると最悪(しかもそれなりに南を持っていそうな捨て牌傾向)なので、刺さる可能性が低いうちに南を切ってしまったほうがいい気がします。
索子が安く、5sが愚形フォローの孤立牌としても優秀。また、前巡2sを通しているため下家に対して相当に安全な5sなので、枚数不明のカン2pで固定して後に南を離すよりはここで南を切って目いっぱいに受けそうです。
本ドラが無く5pを早めに切っているため、1p3pは外しやすい(1pで刺さっても2600以下で済みそう、3pも赤が絡まなさそう)ですしね。







次は渋川プロ視点。
ホンイツが色濃く見える手牌ですが、まだ役牌の重なりは無く、形は良いもののターツが足りていない状態。
ここでほぼ決め打ち気味に3pを切っていますが、4pや赤5p引き、ドラの3m引き等でドラを絡めた通常の面子手になることもあるので、この段階で無理に決め打たずに1pから外していく方が柔軟な気がします。
七対子よりは面子手向きの手格好なので、本線はもちろんホンイツですが補助の目を残すなら1pを切った全色使いの面子手かなと。





これも似たような場面。ドラ表示牌の6sを切っての決め打ちですが、守備力のかなり高い手格好なので2枚切れの東を切って、まだ染め以外も見るのが柔軟に思います。
ただ、こういう柔軟な打牌は和了率が上がっても満貫に届かない和了が増えるので、決め打ちが案外長い目で見ても良かったりするのかもしれません。わからん!






これは僕も9sを切りそうです。自然にリーチに行ける牌の種類は実はあまり差がないので、打点優先でタンヤオの目を残しています。
2sを引いたら欲張って打3mとかしちゃいそうですが、多分234s引きは即リーチが強いんでしょうね。




上家のドラ暗刻を警戒して1pなど打たず、しっかり1sを切ってオリつつ全体安牌の字牌を残す。
さすが渋川先生、勉強になるなぁ~(木原さん風に)






3巡目にして驚異の煮詰まり方ですが、これはリーチでいい気がしますね。
親でまだ東3局ですし、自分の手も十分な待ちと点数。
下家と対面はテンパイとは限りませんし、そこまで分の悪い勝負ではないかと。


総じて渋川プロは天鳳ではかなり守備的ですね。
鳴きながら安全牌を抱えるタイプ。面前守備型すずめクレイジーに対して副露守備型とでも言うべきか。
よほど手が入っていない限り、仕掛けている際は手出しの安全牌が出てくるまではテンパイしてないと見ていいかも・・・ってこんなこと書くと対策されそうですが(笑)







最後は小林プロ視点。
カン3pは場況的に良さそうですが、それを加味しても僕はこの待ちで先制リーチを打ちたくないので2pを外して変化を見そうです。
三色になれば最高ですが、ならなくても4p、3s、8s周辺の変化で平和になるのを十分期待できます。





対面が萬子のホンイツ気配。
6mがポンされているのでここで7mを切るのがスムーズな気がします。
また小林プロはここから流局まで西を抱えていましたが、ドラは切らないにしても西まで抱えていると和了がほぼ見えなくなってしまうので、早いタイミングで西だけは処理しておいて、うっかりドラが重なった時に勝負できる形にしておきたいです。





既にそれなりに煮詰まっていて、ここで4pにロンの声がかかる可能性も少なからず有ります。
対して自分の手はドラもなくリターンのかなり薄い手で、テンパイしてもリーチをぶつけたくないので、1000点で他家の和了を潰すことがベストということになります。
それならば薄いリターンを追うよりもここで手仕舞いしてしまいそう。消極的?
自分以外の3人で打ち合ってくれれば横移動率はツモられ率より高くなるはずなので、無理に割って入らなくても失点期待値は意外と少ないはずです。





降りてもマイナス、押してもマイナスというような場面ですが、あまりに手が苦しい・見合わないため、素直に南あたりを対子落とししてオリそうです。
まだ親番も二回ありますし、横移動してくれればラッキー。どちらかにツモられても三着目と大きな点差が開くわけではありませんしね。
小四喜があるのに南なんて・・・と思うかもしれませんが、むしろ南を下家がポンしてそれに対面が振り込んでくれたらラッキーくらいに考えていい気がします(笑)





これは小林プロの検討配信でも取り上げていましたが、明確に14p受け有利だと思います。
7pの早切りがなく、5pの危険度がかなり高くても5p切りがまだ有利なくらいの差はある気がします。
追っかけリーチは出て行く牌の危険度よりも和了率優先の法則?





これは是非とも真似して欲しい鳴き&押し。
片上がりですが、ラス回避に十分貢献する打点で、三着目の和了を潰せる可能性があり、あわよくば直撃も取れる場面。
3mをチーして一発を消しながら無筋の6sを勝負して流局近くまでゼンツ、という小林プロの選択がベストだと思います。





できればハネ満クラスが欲しい場面ですが、それでも2枚切れのドラを抱えるよりは8s受けを残した西切りでMAXに構えるのがいいと思います。
メンピンツモ赤赤、裏が乗ればハネ満の手で十分かなと。



長くなりましたが1回戦はこんなところでしょうか。
次は2回戦を見ていきます!