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望月 雅継の麻雀コラム

2014年08月26日(火)

麻雀が強くなるお話 その14

皆さんこんにちは。望月です!
今回のコラムが記念すべき100回目です~!

いや~、ここまで長かった?のかな?
とにかくここまで必死になって書いてきたような気がしています。ネタを探すのに必死だったこともありましたが、このコラムを書かせて頂いて自分自身が大きく成長したものだと強く感じています。

この場をお借りして、執筆の機会を与えてくださった雀サクッ事務局の皆様と、雀サクッ事務局のK社長に心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

このコラムを書き始めた時と今とでは、麻雀業界を取り巻く環境が大きく変化してきました。

この雀サクッ関係に限ってみても、麻雀プロのブログやコラムを取り扱っていたところから、今や西日本での麻雀動画配信の先駆者としてなくてはならない存在になっていますよね~。私も、夕刊フジ杯をはじめいろいろな番組を一緒に作らせて頂いておりますが、スタッフの皆さんの技術の進歩といったらものすごいんですよ!

対局会場に行くたびに、

「望月さん、今回はこんな事してみました!」
「今回の放送からこのような事が出来る様になりました!」

って毎回進歩しているんです。
機材が揃っているようなスタジオでの放送と比べると、視聴者の皆様から見ると画質などの点で見劣りする部分もあるかもしれませんが、毎回良い放送を皆さんにお伝えしようとスタッフも頑張っておりますので、何卒温かい目で見守ってあげてくださいね!よろしくお願いいたします。


そして今月のA1リーグ、半荘18回目にして初トップを取ることが出来ました!
順位も2121と全てプラスで+48.8P。何とか降級圏内を脱出することが出来ましたよ。

とはいっても、自分が狙っているのは鳳凰位決定戦進出であり、鳳凰位奪還です。
この勝利をきっかけに、一気に駆け上がりたいと思っていますので皆さん応援してくださいね。


さて、前回まで数牌のお話をしてきましたね。
どの数牌にも牌が持っている性質があるんだ、といったお話でした。

今回からはいよいよ、『字牌』についてのお話をしたいと思います。

一口に字牌と言っても、様々な種類の字牌があるのは皆さんご存知ですよね。
この字牌、大きく分けると三元牌と風牌の二種類という事になります。


三元牌と風牌の違いは後程述べるとしまして…


まずは大きな括りでの字牌のお話をしましょうか。
基本的には数牌に比べ、字牌は扱いにくい牌だということは間違いありません。

それは何故か?

これは簡単なお話ですね。
字牌は刻子や対子としてしか使う事が出来ないのに対して、数牌は順子としても使う事が出来るからなんです。

そりゃ当たり前でしょ!?
って思うかな?そうなんです。字牌は使いにくいのです。

それじゃメンツを作るに当たっては切った方がいいってことになりますよね。
そうなんですよ。字牌は切った方が得なんです。

でもね…

字牌を大事にしろっ!って良く聞きませんか?
また、字牌のトイツがあった時、すぐに鳴きたくなりませんか?

現代麻雀では攻守両面にとって非常に重要な牌なのが字牌なのですよ。でも切った方がメンツは作りやすい。


んじゃどうすればいいの??って思いますよね。
切ればいいのか、切らない方がいいのか?今回はその辺りを皆さんにお伝えしたいと思います。


字牌の話に入る前に、役についてちょっとお話したいと思います。

役を作る事。
これは麻雀というゲームをやるに当たってすごく難しいことですよね。組み合わせを作る事、つまりメンツを作ること優先するのか、役を作っていく事を優先するのか、この辺りは永遠のテーマといっても過言ではありません。

しかし、現在の麻雀では役の存在が軽視されるようになってきたのも事実です。
それは、前回もお話したように赤ドラの存在が大きく係わってきます。

ドラの枚数が増えたおかげで、打点アップが容易になったこと。そして、手牌進行のスピードが上がることでリーチの有効度が上がった事などにも影響しています。(リーチには、一発、裏ドラがある事にも関係しています。)


ということは、時間を掛けて手作りをしていくことより、手中にあるドラを生かした手作りをしたり、手牌進行のスピードを上げてリーチを打つといった戦術が重宝されているということなんですよね。

ここで重要になるのは手役に関係する字牌、『役牌(翻牌)』という役の存在です。

役牌は昔から、『特急券』なんて言われたりするくらい、手役のスピードを上げるためには優れた役だというように言われています。

役牌となる字牌が二枚あったら、『ポン』と一声掛ければ役になるのですから、みんなこの役牌を大事にするようになってきます。

みんな鳴くのだから、鳴かない前に切ってしまえだとか、鳴かれないように絞って手牌進行をするだとか、そういった論議がされることが多いのが今の現状です。


しかし…ちょっとだけ待ってほしいのです。
本当に『役牌』が優れた手役なのかってこと。

実は、麻雀の手役には作りやすい役とそうでない役があるのですよ。


麻雀の役には大きく分けて二種類の役があります。
それは、『部分役』と『全体役』の二種類です。(細分化すると『偶然役』という役もあるのですが今回は割愛します。)


『部分役』とは、手牌の一部分が条件を満たせばいい役の事を指します。

代表的な役は、三枚役の『役牌』、六枚役の『一盃口』、九枚役の『三色同順』、『一気通貫』などがありますよね。

それに対して『全体役』は、手牌全てが条件を満たす役の事を指しますよね。

『リーチ』、『ツモ』、『タンヤオ』、『混一色』、『清一色』、『チャンタ』、『純チャン』など、手牌の全ての形が条件を満たさないといけない役、これが『全体役』なのです。


この『部分役』と『全体役』とでは、どちらの方が作りやすい役だと思いますか?

実はね、『全体役』の方が作りやすいんですよ!ご存知でしたか?

手牌のある一部分だけを作る事と、手牌の全てを作る事を比較した時に、何故手牌の一部分を作らなければならない『部分役』と、手牌全体を作る『全体役』とで比較した時に、多くの枚数を使って作る『全体役』の方が作りやすいのでしょうか?


それは、『部分役』よりも『全体役』の方が、比較的作りやすい役になっているからなんです。(清一色やチャンタ系など、一部は除く)


えっ?なんで?

って思うかもしれません。
特に、『役牌』は、ある三枚の牌を使って作る役ですから、「それなら簡単に出来るじゃん!」って思うのも当然の事だと思います。


でもね…

メンゼンで手を進めることを前提に考えると、圧倒的に全体役の方が作りやすいのは明白なんです。

よく目にするのは、平和を取るか、一盃口を取るか、といった選択ですね。
カンチャン待ちの一盃口のテンパイを取るより、リャンメン待ちの平和のテンパイを取った方がいいですよね。だって同じ1翻なのに待ちが倍あるわけですから。

役牌も同じなんです。

字牌を暗刻にすることを考えるより、他の部分でメンツを作ってリーチをする方が簡単なんです。

また、他の部分が中張牌で構成されているのなら、役牌を狙うよりタンヤオに移行した方がメンツは作りやすいはずです。何故なら数牌を使うタンヤオならシュンツを作れるからですよね。


それでも、

「字牌をポン出来る『役牌』の方がいいじゃん!」

って思う方もいらっしゃるでしょう。だって字牌は真っ先に切られますからね。使いにくいから。切られるんだから鳴きやすいんじゃないの?って。


そうかもしれませんよね。
鳴くことを前提に手を進めるのなら、切られる可能性が高い役牌を狙った方がいいって考えることが自然なのかもしれませんよね。


でもね…

それでも考え直してほしいのです。
役牌を鳴くことが本当に正しいのか?
鳴くつもりの手組みを作る方がいいのか?


文字数の関係で、今回はここまでにしますね。
次回、この答えをお話したいと思っていますのでお楽しみに♪


それじゃまた。望月でした~!