ASAPINの麻雀コラム
2014年08月29日(金)
| ASAPIN
天鳳名人戦第二節④
こんにちは、ASAPINです。
なんとか名人戦第三節の始まる一時間前に完成しました!
このタイミングで読む人いるのかという疑問は置いておいて。。。一応無理矢理ですがノルマはクリアできました(笑)
こうやって書いている間も頭の中が名人戦モードになるので、仕事?をしながら名人戦の調整にもなって一石二鳥でいい感じでした。
名人戦の前にコラムを読んでいただける方も、名人戦終了後にこの記事を読まれる方も、是非名人戦をご視聴頂ければと思います!
天鳳名人戦放送ページ
それでは最終4回戦の振り返りです!
①ASAPIN
まずは僕視点から。
最終戦の4戦目は、二連勝で安心してしまったせいか前のめりなミスが目立ちました。反省点だらけ。
まず画像の打九。九自体もそれなりに危ない上、後に出て行くことになる④もしくは68が危険すぎるのでやめておくべきでした。
結果的にはカン7が埋まって山に四枚生きの五八待ちリーチを打てましたが、流局。
結果論的には正解でも判断としてはミスだったと思います。
親の石橋プロが果敢に加カン(シャレじゃないです笑)した直後に持ってきた五。
形が十分にいいことと人読みも加味してツモ切りましたが、相手が攻撃的なタイプでなければ一旦2を打っていたと思います。
ここまではいいとして・・・
これは打8で良かったですね。
7はかなり切りづらく、②もスライドっぽいとはいえ確実に通る牌ではないのでノーテンから押す牌ではないですが、
8は下家が通しているのでほぼ安全。
8→九→九と切りつつテンパイを取りに行く手組みがよかったと思います。失敗。
そしてもっとひどいのがこの後で・・・
ここから打4。
多分時間切れもあったんだとは思いますが、どう見ても7の方が安全な場でした。
最終手出しが安全牌ならそれまでに切られている関連牌含みの愚形率は低いので、9を切っている以上7待ちのシャンポンに刺さることは少ないです。
8も4枚見えているため、カン7は無し。赤含みのカン4待ち等は有りうるので、7を着るべきでした。大失敗。
そもそもテンパイを取るのかという疑問もありますが、この巡目の北手出しを見てテンパイしていない可能性が高くなったので押してみました。
これも前のめり過ぎたかも。
カン7に少しいい感触があったとはいえうまぶった感が否めない打6。
三色になることはそんなに多くないですし、普通に手なりに打つべきでした。
石橋さんが6の対子落としで匂いを消そうとはしていますが、索子のホンイツ濃厚なので一旦迂回して打七。
索子の223部分がどうにか処理できないと前に進めなくなってしまったので、ここからはかなり消極的に打ちまわしました。
これは判断がよかったところかな?
目下ラス目の親のリーチ宣言牌をポンして勝負し、放銃。
ここで降りて親に和了られるとほぼラス目になるので、天鳳ルールでのこういう場面は絶対に勝負をした方がいいと思います。
打って悔いなし!
七をチーして打8。
これで遊び牌になっている四を機能させつつ、場に高い索子の並びシャンポンを少しほぐせます。
フラットな場況だとあまり早くなっているように見えないチーですが、こういう場ならアリかなと思います。
オーラス、まさかのノーテンで終了・・・これが今期の1ラス目になりました。
1000点でひっくり返る差だっただけにどこかで何かできたんじゃないかという後悔が残ります。内容も微妙でしたしね(´・ω・`)
②石橋プロ
続いて石橋プロ視点。今回も個性的な打牌が目立ちました!
完全な手詰まりですが、石橋プロはここから二を切って放銃。
こんな牌当たるのかよ!っていうような牌ですが、実はこの場面、多井プロとの対比が面白いんです。
多井プロはここから打北で放銃回避。
ほぼ同じような状況から石橋プロは相手の捨て牌を、多井プロは牌の種類を優先したのが面白かったです。
結局どっちがいいのか?と言われると、結果以外で答えを出すのはとても難しいと思います。
僕も二を打って放銃しそう(笑)
1が3枚切れですがここで打赤5。
中をポン出来た時の打点は著しく下がりますが、ロン和了のしやすさはこちらの方がかなり高そう。
僕はなんだかんだ打点を優先しそうですが、どちらが優位かはわかりません。
西家のリーチに対して生牌の西北の選択で、打西。
ほんの少し和了率は上がりそうですが、放銃したときのリスクも上がる打牌。
和了率の上昇がどのくらいと見るかで判断が変わりそう。
僕は天鳳ルールだとほぼ無視できるくらいにしか和了率が変わらない気がするので北を切りそうですが、フリーなら西を切るかも。
③多井プロ
続いて多井プロ。
厳密な牌効率的には打八ですが、ドラが六であり現状高くなる要素がドラ引きかタンヤオ変化くらいしか無い手なので、打③としそうです。
先に索子が伸びてイーシャンテンになったあとも、ずっとドラ受けを残せることもメリット。
⑧が通る保証が全くないので打一としてイーシャンテンにしそうです。
2の対子落としもあってトイトイにはあまり見えませんしね。
⑧をポンして打8。
索子の二度受けを含む両面三つに頼り切るよりも早そうですが、ポンできる形に変化すると相当嬉しいので1から切りそう。
下家への安全牌が一枚なくなるとはいえ、十分勝負になる手だと思います。
四七のノベタン自体はリーチを打てるほどの待ちではないので、萬子の変化よりもドラ使いの打点を追って打四としそう。
南2局トップ目。ポンしにくい牌とはいえ、ここは目いっぱいに構えて場を進めたいところです。
七対子のイーシャンテンですが、かなり七対子になりにくい手格好なので西頼みでポンしたいところ。
オーラスの親、役無しテンパイでダマ。
待ちがかなり悪いことや、ドラが見えていないこと、満貫放銃でラスまで落ちることなどからダマがいいと思いました。
満貫打ってもラスにならない僅差であればリーチもありかなと思います。
④太くないお
最後は太くないお視点。
二が三枚見えていることや一通、三色を見て打四。
不本意なテンパイに見えますが、萬子の上が安いことと直前の打四が効いてそこそこ優秀なリーチになっています。
デジタル!
親で赤が一枚あってスピードを優先したい場面ですが、西を残して打八。
個人的にはちょっと疑問手。
オーラス、放銃は避けたいですが2000点の和了でトップまで行ける状況。
もちろんリーチはしたくないので、タンヤオの目を残して打1→東と進めそう。
ある程度和了に向かいつつ間に合わなそうなら降りるのか、初めから消極的に進めつつ可能ならテンパイを取りに行くのかの判断になりそうです。
四回戦はこんなところでした!
明らかに後半急ぎ足になって、一枚一枚へのコメントが少なくなっているところはお察しということで・・・(笑)
それでは名人戦第三節、頑張ってきまーす!