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望月 雅継の麻雀コラム

2016年10月04日(火)

私が紹介したい麻雀プロ達 ~古川孝次編~

皆さんこんにちは。望月です。
今回から装いも新たに、私望月がお世話になった方や、共に協力したり戦っていた仲間たちの事を紹介していこうと思っています。

私しか知らないことや、プライベートの意外な一面や秘密の素顔を紹介出来たらなって思っていますよ。この人の事を聞いてみたい~ってリクエストもお待ちしておりますので、是非楽しみにしてくださいね!



新コーナー一発目は古川孝次プロ。
言わずと知れたA1リーガーですよね。鳳凰位三連覇というとてつもない記録を持っている大先輩。現在もA1リーグで切れ味鋭い変幻自在の仕掛けを見せていますよね~。ファンも多く、本当に尊敬できる素敵な先輩です。


古川さんとの出会いは20年以上前。
麻雀プロになる前に、中部本部で研修生をやっていた頃です。

私も人見知りするタイプなのですが、古川さんも当時から寡黙なタイプ。
会場に来ても、本部長の木村さんとしか話しているのを見たことがないくらいで、風貌からもちょっと怖いな~なんて思ったりしていました。

当時古川さんはA2リーグだったかな?
東京のリーグ戦で戦っていたのは、中部本部では当時古川さんだけ。
東京での戦いの事なんて、当時の自分には全く想像出来なかったし、Aリーグがどんな世界かも全くわからなかったのですよ。


だってね、研修生の頃初めて参加したプロアマの大会(当時はプロだけの対局ではなくて、腕自慢のアマチュアの方もたくさん出場していました)名古屋カップでの私の成績といったらもう散々なもの。全く歯が立たないばかりか、どうやって手を作ったらよいのかもわからないくらいのレベル。今の自分じゃ考えられないけど、どうやって3900を作ればいいのか全くわからなかったくらいだから。


だから他の人の力なんかわかるわけない。
でも、周りの方々がみんな古川さんって凄いって言うんだな。だから凄いんだな~ってくらいにしか思ってなかったのかも知れないね。当時の自分には。

麻雀プロになったのはいいけれど、周りとのレベル差に愕然としていました。
リーグ戦に出ても、毎回下位ばかり。
今の若手プロなんかより全然弱かったし、全然麻雀の事を知らなかった。

口ではね、「東京に出て、鳳凰位獲るんだ!」ってよく言ってたけどね。
同い年で、一期上の杉村泰治プロと毎回一緒に浜松から名古屋に通っててね、杉村プロはリアリストだからそんな大きなことは絶対に言わないんだけどさ、自分は夢ばかり語ってたな。今でも当時の話を笑いながらするんだけどね。


そんな自分でもすごく焦ってた。
あんまり話したことはなかったんだけど…

実は一度休会したこともあってね。
麻雀と正面から向き合うことも出来なかったし。自分の能力に限界も感じてた。大した努力もしてないのにね。

結婚して幸せな家庭を築くのがいいのかなって思ってたし、そんな生活に憧れていた自分もいたからね、正直麻雀は二の次だったのかも知れないね。


そんな自分でもね、人生の岐路って来るんだな。
親に黙ってようやく叶えた麻雀プロになるという夢。その夢を追い続けるか、ここできっぱりと諦めるか。


悩んでいた自分は、思い切って初めて古川さんに声を掛けたんです。


「麻雀が強くなるにはどうしたらいいですか?」
って。


そしたら古川さん、


「東京に行きなさい。ここで麻雀を打っていても強くはならないから。」

って言うんだよ。初めて声を掛けてきた若造相手にね。
顔は見た事あったかもしれないけど…名前は絶対に知らないはず。古川さんはね。


話は脱線しますけど…
古川さんって他の人の事とか全く興味ないんですよ(笑)
自分もね、名前を憶えてもらうまで5年以上かかったもん。

これくらいはまだマシなほう。
ビックリしたのはね、プロ同士で集まっている時にね、

「瀬戸熊クンって、今何リーグ??


って言うんだよ。
これ…数年前の話(笑)

瀬戸熊さんもね、笑いをこらえながら、

「古川さんと同じA1リーグでやらせてもらってます(笑)


って。最後はさすがに笑っちゃってたけど。


そんな古川さんが言うんだから間違いない。
当時、先輩の鈴木基芳プロや板川プロがC1リーグに出始めてた頃だったから、自分も東京に行きたい~って思って本部長に相談したの。

そうしたら、

「まだダメだ!名古屋で結果を出してから行きなさい。」って。


古川さんの「東京に行きなさい」と、本部長の「まだダメだ!」。
この二つが自分にとって間違いなくきっかけとなりました。


それ以外もね、名古屋で初めてやった勉強会『鳳の会』では前原雄大プロと共に、自分の麻雀のベースとなる部分を教えてもらったり、自分が静岡で支部を立ち上げた時、初めて行った第一回の静岡リーグに参加してくれたり、今でも公私共々本当にお世話になっている古川さん。愛すべき先輩ですし本当に大好きなんだな~。


そんな古川さんとの一番の思い出は鳳凰位決定戦。
自分が初めて出場し、初めて獲ったビッグタイトル。

その舞台で古川さんと戦えたって事。これは本当に嬉しかったし、最高の恩返しだったって思っています。前原さんも朝武さんもお世話になっている先輩だから、本当に幸せな時間だったなって思い出しますよ。


それが10年前。
10年経った今でも、自分も古川さんもA1の舞台で共に戦っています。

それって凄いことなんだと思うんですよ。
20年前にきっかけを与えてくれた恩師と、10年後に夢を叶える舞台で戦って、10年後の今でも競い合っている。これはもう、運命なんだよなって思うくらい。


数年前に体調を崩されてからはちょっと心配な部分もある古川さんだけど、牌を握れば全く不安を感じさせない古川さんがそこにいるんですよ。そんな古川さんと出会えた事は、自分にとって本当に大きな財産です。


いつまでも元気でいてほしいって思うんだけど…
同卓してると厄介な存在。それが古川孝次プロなんだよ。



こんな感じで毎回書いていこうって思っています。
次回はどんなプロが登場するのでしょうか?皆さんお楽しみに♪

それじゃまた。望月でした~!