望月 雅継の麻雀コラム
2016年10月11日(火)
| 望月 雅継
私が紹介したい麻雀プロ達 ~猿川真寿編~
皆さんこんにちは。望月です。
前回から始まった新コーナー!私望月がお世話になった方や、共に協力したり戦っていた仲間たちの事を紹介していこうと思っています。
私しか知らないことや、プライベートの意外な一面や秘密の素顔を紹介出来たらなって思っていますよ。この人の事を聞いてみたい~ってリクエストもお待ちしておりますので、是非楽しみにしてくださいね!
今回の登場は猿川真寿プロ。
先日、石田亜沙己プロとの結婚を発表した猿川プロ。現在は東京在住ですが、今でも静岡支部の副支部長なんですよ~!
そんな猿川プロとの出会いからここまでのマル秘話を書きたいなって思っています。
猿川プロとの出会いは、彼がプロ入りする前。
彼が勤務していた麻雀荘で、麻雀最強戦の静岡予選に参加した時でした。
当時プロ入りを目指していた猿川プロを(当時はまだ猿川さんですね)お店の方から紹介してもらい、私は大会に参加し、彼はお店の業務をする、といった状況でした。
私はその時、決勝まで進むも三位で敗退。悔しい思いをしたのですが…
その間、彼は眼光鋭い目で私の麻雀をジッと見ていたことを思い出します。
その後彼はプロ入りし(17期生)、東京で行われているC3リーグにデビューしたんですね。
彼との再会は1年後。
私が静岡支部を立ち上げようと思った事がきっかけです。
当時、東京のリーグ戦に参戦していたのは平岡プロ、猿川プロ、日吉プロともう一人の四人。(一人は退会しました。)鈴木郁プロはまだプロテストを受験中でした。
一番最初に声を掛けたのが猿川プロ。
「静岡に支部を作ろうと思うんだけど…一緒にやらない?」
断られるかと思いドキドキしながら声を掛けると、彼からはたった一言、
「いいよ!」
この一言が静岡支部を立ち上げるきっかけとなりました。
ちなみに…
平岡プロと日吉プロには最初は断られました(笑)。
特に平岡プロにはかなり疑われてたけど…それはまたの機会に。
ここから静岡支部がスタートしたのです。
声を掛けたのが15年前、支部が出来てから14年。今は離れて活動していますが、彼がいなかったら静岡支部はなかったし、今の自分もいなかったって確信しています。
彼とのエピソードはたくさんありますね。
話していいことから、話してはまずいことまで(笑)。
支部を立ち上げてからしばらく経って、彼は私のお店に勤務することになりました。
そこで彼の麻雀を初めてじっくり見る機会が出来たのですが…
初めて彼の麻雀をじっくり見た時の感想は…『衝撃』の一言でした。
麻雀荘を経営している関係で、若くて才能のある打ち手の麻雀を見る機会は多いのですが、私が「こいつセンスがあるな!」って思った打ち手はここまで見てきた選手の中でもたった数人。その数人の内の一人が猿川プロです。
今、各種メディアでいろんな対局を視聴することが出来ますから、猿川プロの打ち筋は皆さんも良くご存じだと思います。今でもアガリに対して鋭く、勝負強い彼の麻雀を目にすることは多いと思いますが、私が目にした頃の彼の麻雀は今とは全く異なります。
当時の彼の麻雀は、いわゆる【デジタル】と呼ばれている麻雀が軸となって、それを局面に合わせていくタイプの麻雀でした。聴牌効率を優先するのですが、私が驚いたのは場況対応の正確さと判断スピードです。飄々とした表情からはわからない判断基準の正確さは当時から抜群でしたね。アガリへの嗅覚というのでしょうか、理でわかっていながらそれを外して正解を導き出す猿川プロの麻雀は、私から見ても非常に魅力的な麻雀に映ったのです。
他にも彼の優れている所はたくさんあります。
あまり表には出さないタイプなのですが、彼は非常に勉強熱心だというところです。
基本的な定石や戦術はもちろんのこと、諸先輩方から指導された目に見えない部分についての考察も自身の麻雀に取り入れ、日々麻雀を進化させているという部分は本当に参考になります。彼が静岡支部に入ったばかりの頃の取り組み方を見て、自分もコッソリといろんな部分を盗んだりもしました。(これは内緒ですけどね。)
互いに切磋琢磨したその甲斐があってか、ほぼ同時期に私は鳳凰位、彼はマスターズを獲る事が出来たと思っています。彼は自身の才能で獲得したタイトルだと思いますが、私がA1
リーグまで駆け上がり鳳凰位を獲得できた一番の要因は、静岡支部が出来た事であり、猿川プロから多くの事を学び刺激を受けたからだと思っています。
褒めてばかりだとちょっと気持ち悪いんで…彼の彼らしい部分を少しだけお伝えしちゃおうかな。怒られるかもしれないけど(笑)
猿川プロって本当にマイペース。良くも悪くもですね。
細かいことは気にしないタイプなのかな?
面白エピソードは山のようにあるけどね…いろいろ書こうって思ったけど、ここでは書けないことばかり(笑)ちょっとおっちょこちょいで、お酒が大好き。そして仲間思いの面もたくさんある。だから人がついていくんだよね。
今は離れて活動しているけれど、これからもきっと手を取り合って活動していくんだろうなって勝手に思っています。良き仲間として、良きライバルとして、一生の関係になることは間違いなさそうです。
それから…
忘れちゃってるかもしれないけど、彼は静岡支部の副支部長なんだよね(笑)
今静岡支部の活動は、静岡プロリーグの決勝戦の解説くらいだけど、いつかまた故郷静岡の為の活動を共に出来ればって願っています。
今回はこんな感じ。皆さんいかがでしたか?
次回はどんなプロが登場するのでしょうか?皆さんお楽しみに♪
それじゃまた。望月でした~!
前回から始まった新コーナー!私望月がお世話になった方や、共に協力したり戦っていた仲間たちの事を紹介していこうと思っています。
私しか知らないことや、プライベートの意外な一面や秘密の素顔を紹介出来たらなって思っていますよ。この人の事を聞いてみたい~ってリクエストもお待ちしておりますので、是非楽しみにしてくださいね!
今回の登場は猿川真寿プロ。
先日、石田亜沙己プロとの結婚を発表した猿川プロ。現在は東京在住ですが、今でも静岡支部の副支部長なんですよ~!
そんな猿川プロとの出会いからここまでのマル秘話を書きたいなって思っています。
猿川プロとの出会いは、彼がプロ入りする前。
彼が勤務していた麻雀荘で、麻雀最強戦の静岡予選に参加した時でした。
当時プロ入りを目指していた猿川プロを(当時はまだ猿川さんですね)お店の方から紹介してもらい、私は大会に参加し、彼はお店の業務をする、といった状況でした。
私はその時、決勝まで進むも三位で敗退。悔しい思いをしたのですが…
その間、彼は眼光鋭い目で私の麻雀をジッと見ていたことを思い出します。
その後彼はプロ入りし(17期生)、東京で行われているC3リーグにデビューしたんですね。
彼との再会は1年後。
私が静岡支部を立ち上げようと思った事がきっかけです。
当時、東京のリーグ戦に参戦していたのは平岡プロ、猿川プロ、日吉プロともう一人の四人。(一人は退会しました。)鈴木郁プロはまだプロテストを受験中でした。
一番最初に声を掛けたのが猿川プロ。
「静岡に支部を作ろうと思うんだけど…一緒にやらない?」
断られるかと思いドキドキしながら声を掛けると、彼からはたった一言、
「いいよ!」
この一言が静岡支部を立ち上げるきっかけとなりました。
ちなみに…
平岡プロと日吉プロには最初は断られました(笑)。
特に平岡プロにはかなり疑われてたけど…それはまたの機会に。
ここから静岡支部がスタートしたのです。
声を掛けたのが15年前、支部が出来てから14年。今は離れて活動していますが、彼がいなかったら静岡支部はなかったし、今の自分もいなかったって確信しています。
彼とのエピソードはたくさんありますね。
話していいことから、話してはまずいことまで(笑)。
支部を立ち上げてからしばらく経って、彼は私のお店に勤務することになりました。
そこで彼の麻雀を初めてじっくり見る機会が出来たのですが…
初めて彼の麻雀をじっくり見た時の感想は…『衝撃』の一言でした。
麻雀荘を経営している関係で、若くて才能のある打ち手の麻雀を見る機会は多いのですが、私が「こいつセンスがあるな!」って思った打ち手はここまで見てきた選手の中でもたった数人。その数人の内の一人が猿川プロです。
今、各種メディアでいろんな対局を視聴することが出来ますから、猿川プロの打ち筋は皆さんも良くご存じだと思います。今でもアガリに対して鋭く、勝負強い彼の麻雀を目にすることは多いと思いますが、私が目にした頃の彼の麻雀は今とは全く異なります。
当時の彼の麻雀は、いわゆる【デジタル】と呼ばれている麻雀が軸となって、それを局面に合わせていくタイプの麻雀でした。聴牌効率を優先するのですが、私が驚いたのは場況対応の正確さと判断スピードです。飄々とした表情からはわからない判断基準の正確さは当時から抜群でしたね。アガリへの嗅覚というのでしょうか、理でわかっていながらそれを外して正解を導き出す猿川プロの麻雀は、私から見ても非常に魅力的な麻雀に映ったのです。
他にも彼の優れている所はたくさんあります。
あまり表には出さないタイプなのですが、彼は非常に勉強熱心だというところです。
基本的な定石や戦術はもちろんのこと、諸先輩方から指導された目に見えない部分についての考察も自身の麻雀に取り入れ、日々麻雀を進化させているという部分は本当に参考になります。彼が静岡支部に入ったばかりの頃の取り組み方を見て、自分もコッソリといろんな部分を盗んだりもしました。(これは内緒ですけどね。)
互いに切磋琢磨したその甲斐があってか、ほぼ同時期に私は鳳凰位、彼はマスターズを獲る事が出来たと思っています。彼は自身の才能で獲得したタイトルだと思いますが、私がA1
リーグまで駆け上がり鳳凰位を獲得できた一番の要因は、静岡支部が出来た事であり、猿川プロから多くの事を学び刺激を受けたからだと思っています。
褒めてばかりだとちょっと気持ち悪いんで…彼の彼らしい部分を少しだけお伝えしちゃおうかな。怒られるかもしれないけど(笑)
猿川プロって本当にマイペース。良くも悪くもですね。
細かいことは気にしないタイプなのかな?
面白エピソードは山のようにあるけどね…いろいろ書こうって思ったけど、ここでは書けないことばかり(笑)ちょっとおっちょこちょいで、お酒が大好き。そして仲間思いの面もたくさんある。だから人がついていくんだよね。
今は離れて活動しているけれど、これからもきっと手を取り合って活動していくんだろうなって勝手に思っています。良き仲間として、良きライバルとして、一生の関係になることは間違いなさそうです。
それから…
忘れちゃってるかもしれないけど、彼は静岡支部の副支部長なんだよね(笑)
今静岡支部の活動は、静岡プロリーグの決勝戦の解説くらいだけど、いつかまた故郷静岡の為の活動を共に出来ればって願っています。
今回はこんな感じ。皆さんいかがでしたか?
次回はどんなプロが登場するのでしょうか?皆さんお楽しみに♪
それじゃまた。望月でした~!