和泉 由希子の麻雀コラム
2019年08月08日(木)
| 和泉 由希子
富士山登りました!
「人生で一度はやってみたいこと」 その一つが富士山でした。 遊びには貪欲なので大概のことは経験してきましたが、登山はどうも後回しにされがちで・・・。 大変なんだもの(笑) 自ら進んで企画する気力は湧かないものの、幸いなことに最近登山好きな友人が増えたので、 「行っとくなら今だな!」と。 歳とるほどにキツくなるしねー。 やるなら早い方がいいしねー。 みんな一緒なら、なんとかなるだろ! ってことで行ってきました。 道具はフルレンタル。 ザック、登山靴、ストック、防寒着、レインウェア、ショートスパッツ、ヘッドランプの、初心者向け7点セット! 更に、持参した水2本、ウィダーイン、おやつ、着替え、薄手のダウン、洗面グッズや日焼け止め、ネックウォーマー、サングラス、軍手。他にもあったかもしれんが忘れた! これらをすべてザックに詰めて、大荷物を背負いながら登るのが富士山です。 重みで肩がこる(T ^ T) 普通に歩くのもまぁまぁキツイのに、平坦な道なんてほぼ無くて、砂利道が永遠と続いたり、岩山をよじ登ったり。 最初はみんなと会話しつつ進んでいたものの、途中からはゼイゼイハアハアしか出てこない。 ガイドさんが途中途中で「そろそろ休憩しましょー!」とか言ってくれるんですけど、要は足の歩みを止めるだけで、立ったままでザックも降ろさせてくれない。 2、3分立ち止まって深呼吸したら「はい、出発ー!」 全然休憩じゃねぇぇぇ!!! マジで死にそうになってましたが、ガイドさんが45人くらい引き連れてどんどん進んでいくので、途中で自分だけ「もうやめます」なんて全然言えない雰囲気。 だいたい一人で帰れと言われても帰れないので、もはや強制的に進むしかない。 途中で小学生の女の子が泣き出してたけど、お父さんが「ほらいけ!歩け!止まるな!」と、やけにスパルタなお父さん。 そんな可哀想な女の子が頑張ってるのに、大人が止まれるわけもない。 仕方なく黙々と登り続け、やっとのことで山小屋に到着する頃には、軽い高山病なのか頭がズキズキ。 もちろんお風呂も無く歯磨きもできない(歯磨き粉の泡がダメらしい)中で、ズラリと並んだ寝袋で雑魚寝。 もうとにかく全身が重くてダルくて、頭痛も酷いし足も痛いし、ここでリタイアしようかと真剣に悩みました。 しかしここでサプライズ。 下の方で山中湖の花火がパーン! 打ち上げ花火を上から見下ろすなんてなかなか無いよね!(≧∀≦) 顔を上げれば、目の前には満天の星空。 天の川も流れ星も初めて見ました。 なんか胸の奥がジーンとしちゃった。 ↑まるで夜景みたいじゃない? 全部、人です人間です。 ヘッドライトが列をなして登ってくるの。 深夜2時に出発して、我々もこの中に混ざります。 山頂に一番近い山小屋に泊まったので、距離的にはあとちょっとなんだけど、とにかく行列で前に進まない。 さらに、最後の難関と言わんばかりの激しい岩山が続きます。 やっぱりリタイアすれば良かったと後悔しつつも・・・。 到達しました! 念願の御来光!!! 人・人・人の群れがすごすぎて、いまいち浸りきれなかったのが残念ですが(笑) しかしこれまでの苦労を思えば、やり切った感はあります。 途中途中で心はボキボキで、 「わざわざお金払って、なんでこんな苦労してんの」とか、 「だいたい御来光とか大層な名前つけたって、要は朝日じゃねーか」とか、 「こいつら全員、自分を痛めつけたいマゾなんだわ」とか、 いろんな暴言を心の中で吐き続けましたが。 なんだかんだで、ホントによく頑張ったね、わたし! 努力とか根性とか一番苦手な自分だけど、これを乗り越えられたなら、もっといろんな事も頑張れるんじゃないかと思えました。 心が強くなった! 自分で自分を褒めてあげたいと思ったのは久しぶりでした。 ・・・このあとにね。 更に過酷な下山が待ってるとは、この時は知らなかったよ・・・。 しかしあまりに長くなったので、感動のシーンまでで終わりにしておきます。 もう来年は無理(笑)