馬場 裕一の麻雀コラム
2011年03月30日(水)
| 馬場 裕一
坂上忍さんの一打
●東2局●東家●9巡目
ツモ ドラ
麻雀はメンタルなゲームであると、よく言われます。
確かにそのとおりで、どんな強敵と卓を囲もうと、最終的には「自分」との闘いになるのが麻雀。
なぜなら打牌、仕掛け、リーチ、オリetcどの選択も「自分」にかかっているからです。
その「自分」を支えるのがメンタル。
メンタルが強い人ほど麻雀が強いといっても過言ではないでしょう。
著名人に雀豪と呼ばれる方が多いのは、このメンタル面の強さが大きいのではないか、と僕は思っています。
その道で大成した人たちだけに、皆さんハガネのような精神力をお持ち(;^_^A
多少のことでは心がまったく揺れません。
僕が出会った雀豪の中で、特にメンタルが強いなあと感心したのが、俳優の坂上忍さんです。
おそらく浮き沈みの激しい芸能界で、子役時代から活躍してきたことが、強力なメンタル面の源になっているのでしょう。
前にこんなことがありました。
親の坂上さんが 白 ポン 発 ポン 三竹 ポンと3フーロ。
ポン ポン ポン
このとき僕の手牌が次の形。
ツモ ドラ
3枚目のドラ 六筒 を引いて高目タンピン三色ドラ3のテンパイ。
ソーズのホンイチっぽい坂上さんには通っていなかったのですが、僕も勝負手になったので思いきって 九竹 を勝負!(^o^;
坂上さんはチラッとその 九竹 に一瞥くれて牌山に手を伸ばします。
僕(通った……)
一瞬僕は勝ったと思いました。
ところが直後に凄いことが――
坂上「ツモ!」
ポン ポン ポン ツモ
何と大三元ツモ!
僕の 九竹 を見逃して 中 をツモ!
ちなみにワレメルール、しかも坂上さんがワレメだったので、
坂上「32000点オール!」
3人を飛ばして一気に勝負をつけたのでありますw(°0°)w
それにしても、僕の 九竹 でロンしても、ホンイチトイトイ小三元の親倍満、ワレメなので48000点のアガリ。
100人いたら100人が喜んで「ロン♪」と手牌を倒すことでしょう。
しかし坂上さんは、僕ら凡人(?)とは違うのでした
この手は大三元でアガると決めたら一直線、何の躊躇も無く 九竹 を見逃せるメンタル面の持ち主だったのです。
もう1点、坂上さんならではの打ち筋を紹介しましょう。
ツモ ドラ
東2局の東家の手牌です。
ご覧のように役牌の 中 とドラの 九万 がトイツのリャンシャンテン。
そこへ9巡目に 五万 をツモってきました。
実は4巡目に西家からリーチをかけられているという状況。
【西家の捨て牌】
さて、あなたなら先の手牌から何を切りますか?
回しうちに出るなら 中 のトイツ落としがセオリー。
けれどメンタル面の強い坂上さんが、そんな軟弱な打牌をするわけがありません。
ほぼノータイムで打 二万 。
次巡 七竹 を引いて打 二万 。
そして11巡目に 四万 を引いてきます。
ツモ ドラ
坂上さんはここから 七竹 を切り出し、次に 中 をアンコにして打 七竹 。
14巡目に 三万 を引いてテンパイするや 七万 と 九万 のシャンポン待ちで迷わず追っかけリーチ!
すると西家がドラ 九万 をつかまされて、
坂上「ロン!」
ロン ドラ
裏ドラも 九万 でなんと親倍満!w(°0°)w
坂上さんならではの、豪快な「攻め」のアガリなのでありました。
ツモ ドラ
麻雀はメンタルなゲームであると、よく言われます。
確かにそのとおりで、どんな強敵と卓を囲もうと、最終的には「自分」との闘いになるのが麻雀。
なぜなら打牌、仕掛け、リーチ、オリetcどの選択も「自分」にかかっているからです。
その「自分」を支えるのがメンタル。
メンタルが強い人ほど麻雀が強いといっても過言ではないでしょう。
著名人に雀豪と呼ばれる方が多いのは、このメンタル面の強さが大きいのではないか、と僕は思っています。
その道で大成した人たちだけに、皆さんハガネのような精神力をお持ち(;^_^A
多少のことでは心がまったく揺れません。
僕が出会った雀豪の中で、特にメンタルが強いなあと感心したのが、俳優の坂上忍さんです。
おそらく浮き沈みの激しい芸能界で、子役時代から活躍してきたことが、強力なメンタル面の源になっているのでしょう。
前にこんなことがありました。
親の坂上さんが 白 ポン 発 ポン 三竹 ポンと3フーロ。
ポン ポン ポン
このとき僕の手牌が次の形。
ツモ ドラ
3枚目のドラ 六筒 を引いて高目タンピン三色ドラ3のテンパイ。
ソーズのホンイチっぽい坂上さんには通っていなかったのですが、僕も勝負手になったので思いきって 九竹 を勝負!(^o^;
坂上さんはチラッとその 九竹 に一瞥くれて牌山に手を伸ばします。
僕(通った……)
一瞬僕は勝ったと思いました。
ところが直後に凄いことが――
坂上「ツモ!」
ポン ポン ポン ツモ
何と大三元ツモ!
僕の 九竹 を見逃して 中 をツモ!
ちなみにワレメルール、しかも坂上さんがワレメだったので、
坂上「32000点オール!」
3人を飛ばして一気に勝負をつけたのでありますw(°0°)w
それにしても、僕の 九竹 でロンしても、ホンイチトイトイ小三元の親倍満、ワレメなので48000点のアガリ。
100人いたら100人が喜んで「ロン♪」と手牌を倒すことでしょう。
しかし坂上さんは、僕ら凡人(?)とは違うのでした
この手は大三元でアガると決めたら一直線、何の躊躇も無く 九竹 を見逃せるメンタル面の持ち主だったのです。
もう1点、坂上さんならではの打ち筋を紹介しましょう。
ツモ ドラ
東2局の東家の手牌です。
ご覧のように役牌の 中 とドラの 九万 がトイツのリャンシャンテン。
そこへ9巡目に 五万 をツモってきました。
実は4巡目に西家からリーチをかけられているという状況。
【西家の捨て牌】
さて、あなたなら先の手牌から何を切りますか?
回しうちに出るなら 中 のトイツ落としがセオリー。
けれどメンタル面の強い坂上さんが、そんな軟弱な打牌をするわけがありません。
ほぼノータイムで打 二万 。
次巡 七竹 を引いて打 二万 。
そして11巡目に 四万 を引いてきます。
ツモ ドラ
坂上さんはここから 七竹 を切り出し、次に 中 をアンコにして打 七竹 。
14巡目に 三万 を引いてテンパイするや 七万 と 九万 のシャンポン待ちで迷わず追っかけリーチ!
すると西家がドラ 九万 をつかまされて、
坂上「ロン!」
ロン ドラ
裏ドラも 九万 でなんと親倍満!w(°0°)w
坂上さんならではの、豪快な「攻め」のアガリなのでありました。