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望月 雅継の麻雀コラム

2011年08月02日(火)

麻雀普及活動

ど~も。こんにちは。望月です。

ようやく夏本番といった感じですね~。皆さんはいかがお過ごしですか?
望月はと言いますと…本当に暑さに弱いのです。節電の影響もあり、例年のようにエアコンをガンガンかけて過ごすわけにもいかず、暑さと格闘する毎日です。

この時期、毎年のように体調を崩すことが多いので、体調管理には十分に気を付けて生活しています。皆さんも夏風邪には十分に気を付けてくださいね~。


さて先日、鈴木郁孝プロと平岡理恵プロと三人で、静岡県内の大学に『全国大学対抗麻雀選手権大会』の告知と『静岡リーグ』のPRということで営業に行ってきたのです。

三人とも静岡県内の大学出身ということで、意気揚々と各大学に向かいました。特に鈴木プロはプロ入りする前、大学生の頃にこの大会を制している第二回大会のチャンピオンということで、母校には凱旋訪問といったところでしょうか。

しかし…

残念ながら、各大学の対応は芳しいものではありませんでした。
もちろん、熱心に耳を傾けてくださった大学も、ポスターを掲示してくださることを約束してくださった大学ももちろんあったのですが、大多数の大学が怪訝そうな顔での対応であったり、はっきりと掲示できない旨をお話しされた大学もありました。


何が原因なのか?

これは麻雀に対する世間一般のイメージや認知度によるものだと思います。
もちろん、大学は勉強するべき場所であり、麻雀は娯楽である以上、大学側としては麻雀を奨励することはなかなか難しいということは理解できます。
それを覆して、麻雀を日本の文化として根付かせることが出来るよう、学生達に協力してもらえるようにどうしたらいいかを考えるのが私たちの役目。
麻雀をギャンブルの道具ではなく、囲碁や将棋と同じような頭脳スポーツとして理解してもらうことが必要なのですね。

と同時に、私たちのような麻雀プロがいるんだということを認識してもらうことも必要です。それも静岡県でこれだけの麻雀プロが活動しているんだという事実。また、プロアマ混合で競い合える静岡リーグという競技会が、長きに渡って開催されているんだということをまずは知ってもらうことが大事だと思うんですね。


まだまだ麻雀は、囲碁や将棋と比べてもマイナーな競技です。娯楽やギャンブルとして楽しんでいる方は囲碁や将棋の比ではないのに、これが競技としての麻雀となると一気に認知度は下がります。

もちろん、私が麻雀プロになった十数年前に比べれば、モンドや天空麻雀のような映像媒体やインターネットの普及で、より多くの方々に麻雀プロの存在を知ってもらってはいるのでしょうけど、意外と身近に私たちがいるんだということを私達自身でPRしていくことが必要なんでしょうね。


今まで私達麻雀プロは、『受け身』での活動が中心だったと思っているのです。コアな麻雀ファンだけをターゲットにしたPR活動がほとんどでした。
しかしこれからは、麻雀をもっと多くの人達に知ってもらうためにどうしたらいいのかを考えて行動することが求められているのだと。それが私達麻雀プロの役目なのです。

麻雀プロの中には、麻雀を打つことだけが麻雀プロの役目だと考えている者もいるでしょう。それが本来の本分ですから、そう思っても仕方がないのかもしれません。しかし、それだけでは麻雀プロの、麻雀界の未来は開けないですよね。

今現在、先人たちや女子プロたちのおかげで、少しずつですが認知されてきている麻雀。これをどうやって大きく広げていけるかが今後の課題です。いろいろな役割分担が必要だと思いますが、私や私たち仲間ができることは限られているということを自覚したうえで、それぞれが今できる事を推し進めていくことが大事ですよね。


私がすべきこと。そして私ができること。私にしかできないこと。
客観的な視野を持ちながら、自分自身を見つめ直し、そして求められることを一つずつ丁寧にクリアしていこうと思っています。


今回の活動はこれから先どのように花開くかわからないですけど、こういった活動を継続的に続けていくことで、静岡県での競技麻雀をより一層盛り上げていこうと心に誓いました。

次回はAⅠリーグの自戦記です。A1リーグもようやく折り返し地点です。ぜひ次回のコラムもお楽しみに。それじゃまた。望月でした~!