馬場 裕一の麻雀コラム
2011年08月24日(水)
| 馬場 裕一
豊後葵プロの手牌
●東1局1本場●東家●5巡目
出る ドラ
先日「夕刊フジ杯争奪・第5期麻雀女王決定戦」の決勝戦が終了いたしました。
何とこの決勝戦の全対局が「ニコ生」で完全実況生中継!
来場者の数はアッと驚く7万人超え!(正確には74566人)
全国の麻雀ファンが見守る中、見事な打ち筋で優勝したのが佐藤かづみプロでした。
佐藤プロ、おめでとう!
彼女の「男前」の麻雀は多くのファンを魅了しました。
そして佐藤プロとは別に、ファンを魅了し(?)注目を集めた選手がいたのです。
その選手というのが豊後葵プロ。
豊後(ぶんご)という名前から、てっきり九州の方かと思ったら、意外にも東京生まれの東京育ち。
ようするに「チャキチャキの江戸っ娘」なわけですね。
実際豊後プロはとてもチャキチャキしております。
天真爛漫というか恐れを知らないというか、とにかく元気で明るくてうるさい。
麻雀で大勝したときは、おそらく彼女の造語でしょうが「ブイター!ブイター!」と大ハシャギ。
そんな豊後プロですから、打ち筋のほうもかなりキャラが立っています。
ツモ ドラ
南4局の北家で4巡目に 九竹 がトイツになりました。
オーラスを迎えた時点で豊後プロは26700点の2着。
トップの東家とおよそ1万7千点、また3着の西家とは1万1千点の差。
満貫ツモでもトップにはなれないので、通常は2着キープを考えるところでしょう。
しかし豊後プロは違いました。
上図の手牌からノータイムで打 六筒 。
なんとジュンチャン三色作りにむかったのです。
狙いはもちろん逆転トップ。
すると6巡目に 九竹 がアンコになって打 八筒 。
次に 一万 を引いて 四万 を切り、9巡目に 三筒 を引いてイーシャンテン。
ペン 三竹 か 九万 を引いてテンパイしたいところでしたが、14巡目に引いてきた牌が 一竹 。
ツモ
ここで豊後プロは迷わず 二竹 を横に曲げて、
豊後「リーチ!」
高目 九万 は場に2枚切れていて東家が1枚使っているという状況。
にもかかわらず、
豊後「ツモッ!」
ツモ
あっさりラス牌の高目をツモりあげたのであります。
しかも、裏ドラがアンコの 九竹 (!)
アッと驚く倍満に化けて、狙い通りトップを逆転しちゃったのですね。
ではブンゴ流の打ち筋をもう1点。
出る ドラ
東1局の東家です。
ご覧のようにドラの 二万 がトイツで、678の三色が狙えそうな形。
そこへ5巡目に西家から 四竹 が出てきました。
豊後「ポン!」
メンゼン派の印象が強い豊後プロでしたが、このポンにためらいはありませんでした。
四竹 をポンして打 八万 。
すると2巡後に上家から 七竹 が出てきて、
豊後「チー!」
チー
普通はターツ選択に迷うところですが豊後プロはほぼノータイムで打 七万 。
そして 五筒 四筒 と引き込んで12巡目にテンパイ。
すぐ次巡に当たり前のようにドラ 二万 をツモりあげて、
豊後「4000オール!」
本当に元気いっぱい、全身からパワーを噴出させて、今日も豊後プロはドヤ顔で「ブイター!ブイター!」と叫び回っているに違いありません。
出る ドラ
先日「夕刊フジ杯争奪・第5期麻雀女王決定戦」の決勝戦が終了いたしました。
何とこの決勝戦の全対局が「ニコ生」で完全実況生中継!
来場者の数はアッと驚く7万人超え!(正確には74566人)
全国の麻雀ファンが見守る中、見事な打ち筋で優勝したのが佐藤かづみプロでした。
佐藤プロ、おめでとう!
彼女の「男前」の麻雀は多くのファンを魅了しました。
そして佐藤プロとは別に、ファンを魅了し(?)注目を集めた選手がいたのです。
その選手というのが豊後葵プロ。
豊後(ぶんご)という名前から、てっきり九州の方かと思ったら、意外にも東京生まれの東京育ち。
ようするに「チャキチャキの江戸っ娘」なわけですね。
実際豊後プロはとてもチャキチャキしております。
天真爛漫というか恐れを知らないというか、とにかく元気で明るくてうるさい。
麻雀で大勝したときは、おそらく彼女の造語でしょうが「ブイター!ブイター!」と大ハシャギ。
そんな豊後プロですから、打ち筋のほうもかなりキャラが立っています。
ツモ ドラ
南4局の北家で4巡目に 九竹 がトイツになりました。
オーラスを迎えた時点で豊後プロは26700点の2着。
トップの東家とおよそ1万7千点、また3着の西家とは1万1千点の差。
満貫ツモでもトップにはなれないので、通常は2着キープを考えるところでしょう。
しかし豊後プロは違いました。
上図の手牌からノータイムで打 六筒 。
なんとジュンチャン三色作りにむかったのです。
狙いはもちろん逆転トップ。
すると6巡目に 九竹 がアンコになって打 八筒 。
次に 一万 を引いて 四万 を切り、9巡目に 三筒 を引いてイーシャンテン。
ペン 三竹 か 九万 を引いてテンパイしたいところでしたが、14巡目に引いてきた牌が 一竹 。
ツモ
ここで豊後プロは迷わず 二竹 を横に曲げて、
豊後「リーチ!」
高目 九万 は場に2枚切れていて東家が1枚使っているという状況。
にもかかわらず、
豊後「ツモッ!」
ツモ
あっさりラス牌の高目をツモりあげたのであります。
しかも、裏ドラがアンコの 九竹 (!)
アッと驚く倍満に化けて、狙い通りトップを逆転しちゃったのですね。
ではブンゴ流の打ち筋をもう1点。
出る ドラ
東1局の東家です。
ご覧のようにドラの 二万 がトイツで、678の三色が狙えそうな形。
そこへ5巡目に西家から 四竹 が出てきました。
豊後「ポン!」
メンゼン派の印象が強い豊後プロでしたが、このポンにためらいはありませんでした。
四竹 をポンして打 八万 。
すると2巡後に上家から 七竹 が出てきて、
豊後「チー!」
チー
普通はターツ選択に迷うところですが豊後プロはほぼノータイムで打 七万 。
そして 五筒 四筒 と引き込んで12巡目にテンパイ。
すぐ次巡に当たり前のようにドラ 二万 をツモりあげて、
豊後「4000オール!」
本当に元気いっぱい、全身からパワーを噴出させて、今日も豊後プロはドヤ顔で「ブイター!ブイター!」と叫び回っているに違いありません。