麻雀業界ニュース
2019年02月13日(水)
2019年02月13日(水)
麻将連合 草場 とも子プロ ブログ ともLTP、ひた走る。~まあじゃん道&乳がんサバイブ~ がんの告知を受け、気力や希望を見いだせないという方へ。届け。 より
がんの告知を受け、気力や希望を見いだせないという方へ。届け。
- テーマ:
- がんと闘い、つきあう。
ツイッターで、同じく病気と闘っている方や
身近な方ががんになった方
いろんな方にリプライを頂く機会が増えました。
そのなかに、今まさにがんの告知を受け、
真っ白な状態になっている方からの
ご相談がありました。
それに必死に答えている内に、
自分の考え方ってこうだったんだなあ、と
改めて気づかされたので、
ここでその内容をまとめておこうと思いました。
考え方や向き合い方は人それぞれだし
向き不向きもあるので、
あくまで私の考え方として読んでくださいね。
①治療にかかるお金が心配
私も決して裕福でなく、がん保険には入っておらず、
検査で、抗がん剤で、毎回何万単位(保険適用ん後)の
お金が出ていくのはとてもきつかったです。
手術は全摘再建、保険適用で120万円
(これは高額医療費限度額制度のおかげでほぼ
払わずに済みました)
ただ、お金は例えば金融機関や公的制度などで
借りたりしても、
返済はある程度待ってもらえます。
でも、病気の進行は待ってくれません。
がん細胞の分裂はとてもはやいので、
標準治療についてはまずは納得できるものを
受けることをお勧めします。
そのうえで、この治療をすると
極端に人生の楽しみが減退する
(QOLが下がりまくる)
という場面で、治療を中止するのは
自分の選択でいいんじゃないかなと。
②死亡率の高い病気になってしまいどう考えればいいか
わからなく途方に暮れる死ぬのが怖い。
これは極論なのですが、
人間、いつ死ぬか全然わかりません。
明日車に轢かれているかもしれないし
通り魔に刺されているかもしれない。
(あくまで例えです)
なので、こういう治療をしたほうが
5年生存率が上がるよ、とか
ベターな選択ができるよ、という治療方針があるぶん
心も体も「備える」ことができるこの状況は、
「最悪じゃない」と私は考えます。
それに、間もなく死んでしまうんでしょ、と
自暴自棄になった生活と
生きていることを喜び楽しまなきゃと
考え楽しく前を向く生活だと
免疫細胞の働きも実際違うといいます。
無理して明るくすることはないけど、
不安な時は話して、
楽しいことは見逃さないようキャッチして
そのほうが絶対に後で後悔が少ない気がするのです。
③なんで私じゃなきゃいけないのと泣きたくなる
健康な人がうらやましく、
自分が悪いわけじゃないのに羅患した事が受け入れられない。
なんで私が。
張り詰めた気をふと抜くと、そんな気持ちがじわじわと
頭を占拠してくることもあります。私だって、たまには。
人と比べる気持ち、わかります。
病気以外でも、年収や環境、様々な要因で
人を羨ましく時には妬ましく思う感情は、普通のものです。
でも、
自分の心の安定を求めて
自分よりもっと不自由に生きておられる方を
下には下もいるしね、などと下に見降ろしても。
お金持ち、健康、何不自由ない方を
いいよね気楽で、と見上げても。
結局、心は救われない気がするんです。
私はがんに勝つ心を麻雀からもらった、と常日頃言っていますが、
実は、病気になったことで麻雀における大事な強さを
手に入れたとも思っています。
生きているこの今がとても大切で、
真摯に生きることができるようになったからかもしれません。
大好きな麻雀は抗がん剤で髪が抜けても
多少指がしびれても
打つことができる。
そのことがまず幸せ。
美味しいものを楽しむこともできる。
(抗がん剤の副作用で口内炎だらけになった時は
さすがに参りましたが)
見たい景色を見に行くこともできる。
笑いあえる時間がある。
ひとつひとつ、これはできることと
できないことが病気やケガによって違うと思いますが。
幸せだと思えることを楽しみ、
悲観しても変わらないこの状況を、
受け入れて、頑張る。
疲れたら、休む。
そうやって過ごしています。
そうだ。
「神は乗り越えられない壁は与えない」は、
時にはそうならないこともあります。
突然命を奪われた方は、壁を乗り越えられなかった脱落者か?
違いますよね。
(池江選手が呟いているのと前後して
書いているので、彼女を否定しているように
見えるかもしれませんが、違います!
彼女は自分に乗り超えられない壁はない!
と強いメッセージを届けてくれました。
これがそれぞれの向き合い方、頑張り方
なのです⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝⋆*)
でも
「高ければ高い壁のほうが
登った時気持ちいいもんな」は、本当です
余命半年、と言われてはや5年、など
頑張っている方がたくさんいます。
その間に、どんどん新しい薬も出てきます。
自分の可能性を簡単にあきらめたら、
自分がかわいそうです。
私が受けた全摘再建手術だって、
保険適用になったのはごく最近。
新薬はたまたま私は反応なく使えませんでしたが、
これからもどんどん出てくるでしょう。
人間もけっこうすごいんですから。
「死ぬのが怖い」のは、「生きたい」から。
自分の中から頭をもたげてくる
生命力を信じて、
少しだけ前を見て、歩いてみませんか?
私の言葉が、どこかの誰かに伝わることを願っています。
【詳細情報】
麻将連合 草場 とも子プロ ブログ
ともLTP、ひた走る。~まあじゃん道&乳がんサバイブ~
がんの告知を受け、気力や希望を見いだせないという方へ。届け。
https://ameblo.jp/tomo-lt/entry-12439662944.html
麻将連合 草場とも子プロ Twitter @tomoko938
2019年02月13日(水)