麻雀業界ニュース
2011年07月03日(日)
| 麻雀プロ団体 |
2011年07月03日(日)
7月3日 天満橋会館にて 日本プロ麻雀協会主催の
ウェスタン・カップが開催された。
協会が関西に進出し10年が経つ。
関西本部長の夢が「西で大会の決勝を行いたい」。
現在の麻雀界はBIGタイトルはもちろんのこと
関東以外で決勝を行う大会は少ない。
関西で生まれ関西で育った本部長だからこそ、
その麻雀界の現状を変えたかったのではないだろうか?
最近の協会は2009年から協会員限定の「ウェスタンチャンピオンシップ」
2010年には初のプロアマ混合戦となる「ウェスタン・オープン」
2011年の今年は「ウェスタン・オープン」を進化させた
今大会が「ウェスタン・カップ」である。
会場となる「天満橋会館」は健康麻雀 麻雀教室等を行っており
μの大会が行われるいわゆる地域密着型で有名な会場だ。
協会のイベントに使われるのは初めての会場であえて開催する今大会には
関西本部長 一北氏の意欲が伝わってくる。
会場に着き参加人数を聞いたのだが 16卓64名、満卓での開催であった。
そこには「プロ」と呼ばれる人達は少数しか居なかった。
さすが普段からイベントを行う店である。老若男女がバランスよく集まっていた。
もちろん「ガチンコ」の大会であるがせっかくこの様な各世代が集まった大会である。
麻雀の強さを見せるのも「プロ」の条件であると思うが、
参加者を楽しませる「プロ」の存在に期待した。
かつて某大会に参加した際に「プロ」と呼ばれる人達が、
対局者を見下した発言をする現場を見たことがある。
出来れば今大会ではその様な残念な状況を見たくはない。
それはいい意味で「裏切られた」
対局終了後に会場内のかたすみで対局を振り返り雑談をする「プロ」と参加者。
もちろん女流プロに絡む人も居たのだが、熱く対局を語り合う人が居る。
積極的に卓の集計を行う「プロ」
自分の娘と同じくらいであろうか?雑談をする年配の方と女流プロ。
これが関西協会本部長の理想の大会であるのなら、
まさに関西ならではの大会であると思った。
大会風景
今大会は64名中16名が本戦に進出となる。
結果は協会の水瀬 千尋プロ 國見 たまプロが「プロ」の貫録を見せてワンツーフィニッシュ。
ワンツーフィニッシュ 國見 たまプロ 水瀬 千尋プロ
上位入賞 永野さん 水瀬 千尋プロ 船橋さん
小室 勇人プロが12位に入ったが、残り13枠は一般の参加者が占めた。
やはりこれは普段から様々な活動をしている「天満橋会館」の参加者である。
プロ顔負けの勝負強さを発揮して
②②②③③③⑥⑥⑥⑧ ポン⑦ ツモ⑧ ドラ⑥
この様な三倍満を和がり(協会ルールは数え役満は無し)
会場を盛り上げたのは一般の女性の方であった。
この後「ウェスタン・カップ」は2回目の予選会があり本戦決勝は同会場で行われる。
今回の様に一般の参加者にも受け入れられる大会を行うことが出来れば、
いつかは関西でBIGタイトルの決勝が行われる日が来るのでないだろうかと、
期待させる予選会であった。
2011年07月03日(日)