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全国65位

大阪府37位

ま~じゃん倶楽部 大成のインタビュー/実践レポート

zeRoの麻雀ひとり旅

第三回:大阪府豊中市「ま~じゃん倶楽部大成」

2018年2月、気温と共に天鳳の成績は急降下。zeRoは不振にあえいでいた。
たかがネット麻雀で…とお思いの方もいるかもしれない。
しかし私は、世に戦術本を出し、これからも多方面で麻雀を普及・指導していこう、という立場なので、成績は信用問題に直結する。

プロ団体に属しているわけでもなく、実績もない。そんな私は天鳳での成績が全てだと思っている。

私にとって天鳳の点棒は魂そのもの。ラスを引けば血肉がもがれていくような感覚に襲われるし、それが続くと気も滅入ってくる。
ずっと部屋の中で天鳳を打ってばかりいてはいけない。そんな時、私は知らない雀荘の扉を開け気分転換をすることにしている。

そうだ、また新しい雀荘にいこう。

 というわけで本日お邪魔するのは「ま~じゃん倶楽部 大成」さんだ。
「大成クラブ」の愛称で親しまれている、老舗の雀荘……とのこと。

「大成クラブ」は阪急庄内駅から徒歩3分のところにある。
HPでは動画付きで駅からの案内がされている。
事前にこれを視ていたので、迷うことなく着く事ができた。
今の時代、本当に便利である。

1階が焼肉屋だからか、食欲をそそる匂いが立ち込めてくる。
よし、勝ったら1人焼肉キメちゃうか……? そんな事を思いながら階段をのぼった。

「いらっしゃいませー!」

 若い店員が元気よく出迎えてくれた。

ひ……広い。

 あまりの広さに写真1枚では収まらない。

聞くと、全部で20卓あるそうな。
そうそう、道すがらには20台停めることができる大型駐車場もあった。

大阪では電車を使っているが、地元名古屋では車で移動する私にとって駐車場は必須条件のようなものだ。インターからも近いらしく、アクセスは非常に良好。そして卓が空いていない……ということもこの広さならなさそうだ。(笑)

貸し卓の受け入れは万全。ちょっとした大会なども開く事ができる。

この看板に書いてあるとおり、「大成クラブ」では健康麻雀を開催していたり、他にも学生麻雀やノーレート麻雀、麻雀教室なども支援している。

さて、店内の広さに圧倒された私は、そばにあった人をダメにしてしまいそうなふっかふかのソファーに腰をかける。(笑)

ルールに特筆すべき箇所はなさそうだ。
誰もが楽しめる、オーソドックスなアリアリルールといったところか。

説明が終わったところで他の店員さんから「zeRoさんですよね…?」と握手とサインを求められた。見知らぬ土地で、自分の顔と本が広まっているのは本当に嬉しいものである。

負けてウジウジしていられないな……そう思っている内に、卓に案内された。

上家はメンバー。対面はサラリーマン。下家は中年男性。
学生は少なく、どちらかというと社会人メインのようだ。
まず南家のメンバーが仕掛ける。

   ドラ

これだけみるとなんともないが、捨て牌が異常だった。

ポンで打。そしてチーで打である。

相手の立場になってよく考えてみて欲しい。

 ペンチャンを残してドラのリャンメンターツを払っていくのはどんな手牌であろうか。

まずピンズのホンイツである事は間違いない。ただそれだけでなく、もう一歩踏み込んで考えてみよう。相当整っている、かつマンガンある可能性が高いことがわかる。

例えば中をポンした時点で

 

これくらいの手でドラ入りのリャンメンを払っていくことは少し考えにくい。
 2000点を3900点にするために捨て牌を派手にし、ロスの多い選択をとるとは思えないからだ。

少なくとも

 

 

このようにマンガンが見えていたり、形が整っている可能性の方が高いだろう。

 

すぐにメンバーさんは静かに牌を手元に引き寄せた。

「ツモ 2000/4000」

 ツモ  

 

「ホンイツはその色が余った時がテンパイのサイン、それまでは被せていけ」

というのが現代セオリーとして浸透しているが、同じホンイツでも捨て牌によって警戒度を引き上げるべき「本物」がわかることがある。
画一的に判断せず、相手の立場になって手牌を推測しよう。

さて、この半荘は勝負所のめくりあいに負けてラスを引いた。
この時はまだ何も感じていなかった。
しかし、2戦目もラスを引いた時におやっと思った。アガったり放銃したりしているので、そこまで戦えてない感じはしないのだが、結果的にどうしてもラスで終わってしまうのだ。

3戦目もオーラスで親かぶってのラス。
フリーで最後に3ラスを引いたのはいつのことだったろう。

(そうか、俺は本当に不調のどん底にいるのだな……)

 ようやく地獄の釜の底にいる事を認識した。
気分転換に、珍しい飲み物はないかと聞いてみる。
私が初めての雀荘に行った時に必ず聞く通過儀礼のようなものだ。

「コンポタ…くらいですかね」

ということでコンポタを注文し、冷えたお腹を満たした。
そうして迎えた4戦目も劣勢だった。

南入しての最後の親番。点棒は15000点持ちの定位置。(笑)

7巡目の事だ。

 ツモ ドラ

七対子のイーシャンテンになった。

この瞬間、もう普通のメンツ手では間に合わない…と悟る。

基本はメンツ手とトイツ手を同時に追うことで速度は最大となるが、どちらかに特化させる事で、ハマった時にアガリ率が最大になる事がある。
トイツ手に決めるならこの一打しかないだろう。打

この瞬間、に対応ができる。

ツモ

あいにく赤ではなかったが、ほぼ理想のテンパイを果たした。一呼吸おいて落ち着いて発声した。

 

「リーチ」

 

タンキだが、捨て牌がとなっているのととなっているのでは、出やすさが雲泥の差だ。

対面のサラリーマンが一発でを切ってくる。

 

「ロン、9600」

このアガリでなんとか2着を拾う事ができた。

 

4回打って444
目も当てられない成績だが、私としては最後の2着に一筋の希望を見出したい。
不調にキレず、最後まで集中し、信念のこもった単騎でのアガリ。復調のきっかけになればよいのだが。

感想

麻雀を終えてソファーで身支度を整える。

あいにく1人焼肉は延期となってしまったが、店員さんがご飯をすすめてくれた。

メニューを見ると、とても豊富でびっくりした。

画像はページの一部であり、多くの種類のフードメニューが並んでいた。しかも安い。
店員さんに勧められた天津飯を注文する。
店の奥を覗いてみると、立派な厨房があり、全てここで手作りしているらしい。

ほどなくして出てきた天津飯は、とても温かく、疲れた体に染みわたるようだった。

麻雀を続ける以上、誰の元にも好調不調は訪れる。
それが麻雀の辛いところでもあり、そして面白い部分でもある。
そういうものだ、と好不調を受け入れ、しっかり麻雀と向き合い続ける事が大事だ。
増長したり落ち込んだりしても麻雀に対しては悪影響でしかない。

足取り軽く……とはいかなかったが、これからの麻雀活動に向け気を引き締めて「大成クラブ」を後にしたのだった。