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2019年4月1日リニューアルオープン!名古屋では1翻3麻が打てる のはノリノリだけ!
Jang Park NoRi NoRi(ジャンパーク ノリノリ)
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Jang Park NoRi NoRi(ジャンパーク ノリノリ)のインタビュー/実践レポート
zeRoの麻雀ひとり旅
第二十六回:愛知県名古屋市「Jang Park NoRi NoRi」
これが雀荘の写真に見えるだろうか?
令和最初となる「ゼロ旅」はこんなオシャレな雀荘「ジャンパークノリノリ」に決まったのだ。
ノリノリは愛知県、名古屋は「新瑞橋」にある。
名古屋の人にしか読めないだろうが「あらたまばし」と読むこの地は、私の家から車で10分……という地元であり、もしかしたらノリノリは一番近いフリー雀荘かもしれない。
新瑞橋と言えば、昔は「田舎の中の繁華街」という印象だったが、40年以上前に地下鉄が通ってからどんどん都会化が進み、今ではイオンモールができるほどに栄えてきた。
近くを通る山崎川は桜の名所であり、花見のシーズンには多くの人がやってくる。
ノリノリはそんな新瑞橋駅から徒歩数分にある。
大通りに面しており、ビルの看板ですぐにみつけることができた。
エレベーターで3階に上がった後、店内に入り、オシャレなカウンターに腰掛けた。
冒頭で書いたとおり、雀荘とは思えない雰囲気のカウンターであり、簡単なカクテルくらいならすぐに作ってくれるそうな。
オシャレなカウンターに驚いていると、お店の名前の通りノリのいい店員さんがルールとシステムの説明をしてくれた。
ルール・システム
仕事で仕方なく……というテイで、女性店員に話しかけまくる。
これが私の「ゼロ旅」でのひそかな楽しみの1つでもある。
ノリノリは今年の4/1にリニューアルオープンした1ハンサンマのお店。
名古屋では2ハンサンマが主流なので、1ハンサンマは珍しい。
1ハンサンマと言っても完全先付けではなく、アガリ1ハン。
そのおかげで私のような初めての人でもわかりやすい上にトラブルが減る。
なぜならば、「とにかく上がったときに1ハンあればアガることができる」というシンプルなルールだからだ。
バックはもちろん、喰いタンもある。
そしてルール説明を一通り聞いて、一番面白い! と感じたのが…
華牌……いわゆる抜きドラとしてが入っていることである。
これが何を意味するかというと、サンマにも関わらず345・456の三色ができるのだ!
たとえばを抜いた状態で……
ロン
こんな綺麗なタンピン三色ができるというわけ。
たしかに今までいろんな抜きドラのお店があった。お店の名前がプリントされていたり、4枚揃えると祝儀が発生したりするルールのお店も多い。
それらと比較してこの発想は飛びぬけている。
なお、三色は役ではなく、イベントとしてルーレットを回し、止まった数字に応じてお店からゲームチップがもらうことができる。
この大きなルーレットを回すというのも、またオシャレではないか。
そうこうしているうちにメンバーワン入りの卓が終わり、案内された。
実戦
ノリノリでは旧式の自動配牌卓を使っているようだ。
私はこのタイプの卓が大好きである。
まず画像のように配牌のうちの12枚だけが上がってきて、これを全員が手元に引くことによって残りの牌山が上がってくる。そこからチョンチョンを取ってゲームがスタートする。
この「間」が絶妙なのだ。
配られた12枚をみて、牌山が上がり、チョンチョンを取る間に前局の結果の整理やこの局の構想を考えることができる。
最新の自動配牌卓だと、一打目を切るまでの時間があまりに短すぎて、雀力向上の妨げになっているとも私は考えている。
そんなことを考えながらとった親の配牌は……
ドラ
慣れないうちはややこしいが、抜きドラはだけである。
これを右に抜いてリンシャンから1枚補充する。
ツモってきたのは。これで形は決まった。
から打ち出す。
抜きドラ
5巡ほどでテンパイして高めイッツーになる待ちのリーチ!
抜きドラ
リーチを打った瞬間は何も意識していなかったが、次に……
と連続で抜きドラを持ってきた後に気付いた。
抜きドラ
(これ3pで上がったら345の三色じゃん!)
4人打ちで、イッツーと三色の天秤になることはあるが、まさか同時にテンパイすることができるとは。。
急にワクワクしてきたが、残念ながら次のツモ番を迎えることなく、他家のチートイツに蹴られてしまった。
これが唯一のチャンスだった。
そもそも・
と抜ける機会が少なく、たまに抜けても三色を作ってアガリ切るまでにはいかない。意外と難易度は高い。
イベントとしてはできそうでできない、よい匙加減だなと思った。
もう1つ。
の1枚にノリノリ牌と言って、白ポッチにあたる牌が入っている。
リーチ一発に限りオールマイティになるだけでなく、裏ドラ表示牌にめくれてもオールマイティになるのだ。
これも意外に出ない。
この日4・5時間打ったのだが、三色もオールマイティも目にすることはなかった。
さて1ハンサンマであるが、やはり1番難しいのは鳴き基準だと思う。
強者に質問したり、夕凪リーグで学んだりしたことは
「基本ポンテンはとる、それ以外は鳴かない」
という部分である。
これには驚いた。私の感覚とは全く逆だからである。
例えば
ドラ
このような手牌でを打たれたとき。
私ならここまで形がいいと、リーチを目指してスルーしたくなる。
しかし関西サンマでは打点はあとからいくらでもついてくるのでアガリ率が重要。
を打たれたときにロンと言えないことが罪で、ポンテンをとるべきだそうな。
ノリノリでは5が全赤ではなく、2枚ずつなので打点も大事になってくる。
巡目が浅いときに限り、スルーもあるかな……と考えていた。
逆に
これくらい悪いとポンしないとアガれそうにない……と感じてしまうが、これはスルーすべしと強者達は口を揃えて言う。
スルーした方がチートイを含めた有効牌は多く、打点を追いながら安全に手を進めることが大事だそう。
まとめ
ノリノリはオシャレなだけでなく、ルールがとても面白く、そして店内の雰囲気がとてもフランクだったのが印象的だ。
お客さんも常連さんが多いのか、とても楽しく打っているのが伝わってくる。
店員さんに
「何か美味しい飲み物を持ってきて」
と無茶振りしたら
カルピスオレなるものを作ってくれた。
これが甘くてとても美味しかったのですぐにおかわりした。
また、
カウンターのそばに置いてあるカップ麺やお菓子が食べ放題なのもポイント高い。
黒板に書かれている文章を読んでもわかるとおり、とにかく楽しく快適に麻雀を打ってもらおうという店主の気持ちが伝わってくる。
家から近いということもあり、リベンジを兼ねてもう一度行きたいと考えている。
三色も1回はアガりたい。
地元にあったのはサービスの充実した、面白いルールのオシャレな雀荘でした。
【評価】
刺激度 ★★★★
清潔感 ★★★★
サービス★★★★★
オシャレな店内★★★★★
(なお「刺激度」は動くお楽しみチップを元に 新宿ルールを★★★★★、学生でも安心して遊べるルールを★★★、ノーレートルールを★…として表現)